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僕が話していた時間はなくてもよかったから(笑)、もっと、前橋さんの演奏が聴きたかった。ーー松岡修造さん
――早くから海外でプレーされていた松岡さんからご覧になって、今日の特集はいかがでしたか?
本当に幅広いジャンルでたくさん活躍されているんだなと思いましたし、活躍を知らなかった方もいたので、勉強になりました。でも、海外で活躍するのは、好きだけではもちろんダメですし、凄く難しいことなんですよね。海外に出ると、どんな人でも、必ず挫折を味わうと思うんですが、実際、それで帰国しちゃう人も少なくなくて。自分の居場所を見つけられるまで、頑張れるかどうかが肝なんだろうなと思いました。

――海外で成功するには、「順応性と信念」が重要とも。
そうですね。海外に行くと、日本人はどうしても周りに合わせようとしてしまうところがあると思うんですが、そうすると、自分を見失ってしまうことにもなる。そこをどうやってコントロールしていくかが大切で、それには、どこかで自信を掴まないといけなくて。だから、凄く大変なんですよ。あとは、何かの出会いとかきっかけも、凄く重要。自分できっかけ作りをしながら、いつチャンスが来てもいいように準備しておく、そんなことも忘れてはいけないことだと思います。

――海外に行かれた当時のご自身の記憶が蘇ったりされましたか?
前橋汀子さんが17歳のときに海外に行って、練習する場所もなかったというのを聞き、僕自身も、17歳で海外に行きましたから、感慨深い思いはありました。ただ、年齢は同じでも、状況はまったく違うでしょう。僕が行ったときには、留学だってある程度、道が開けていましたから。でも、前橋さんは、ソ連ですからね。女の子なのによく頑張られたと思いますよね。それは、想像を絶する大変さだったと思います。

――そんな前橋さんの生演奏は、いかがでしたか?
そうなんですよね。ご自身の歴史が全部、音楽に蓄積されているんじゃないですか。全ての体験が、音楽として出てきているように感じました。それと、今日の特集のなかにもありましたが、現在、多くの若い演奏家たちが海外で活躍できるのも、前橋さんのように、道を作ったパイオニアがいたからこそなんだろうなって。僕も、クラシックの演奏を聴きに行ったりしますけど、あれほど間近で聴けるチャンスはないじゃないですか。楽器からではなく、本当に、体から音が出ているようで、もっと、聴きたかったです!僕が話していた時間がいらなかったんじゃないのかってくらい(笑)。

――最後に、松岡さんがメインキャスターを務められます、12月16日から開幕の「フィギュアスケート グランプリファイナル」の見どころを教えてください。
なんといっても、女子では、浅田真央さん、安藤美姫さん、男子では、高橋大輔さん、織田信成さんですね。僕は、本当にフィギュアが大好きなんですよ。スポーツのなかで、一番好きって言ってもいいくらい。そんな僕から見ても、フィギュアというのは、選手の人間性の成長が、演技にもっとも反映されるスポーツだと思うんです。そういう意味で、みんなたくさんの経験を積んで、人間的に大きくなっていますので、間違いなくやってくれると思っています。ぜひ、ご期待ください!

(松岡修造さん)

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