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21世紀は、可能性が目の前に大きく広がっている時代。そんな時代のなか、若い方には、ぜひ、ベストを尽くして頑張ってほしい。――カルロス・ゴーンさん
――「SmaSTATION」のような生の情報番組にご出演になるのは、大変珍しいことだと思いますが、いかがでしたか?
凄く楽しかったです。非常に楽しいノリの番組でしたし、日産の商品についても、ブランドについても、とても前向きで肯定的な表現の仕方をしてくださったのが、よかったですね。それに、私の仕事のことだけじゃなく、見てくださる人が関心を持つような、プライベートとか、家族の紹介もありましたので、とてもよかったと思います。香取さんも、私を安心させてくださるような、温かみのある方だったので、楽しく過ごすことができました。

――番組中、香取さんもコメントしていましたが、今日の特集は、日本中の経営者はもちろん、ゴーンさんをご存知ないかもしれない若者たちも大勢見ていたと思いますが。
そうですね。日本の若い世代の方に、日産が何をやっているのか、どんな会社なのか、商品はどうなのかということをアピールするということは、日産にとっても私にとっても、とても重要なことだと思いますので、今日は、とてもいいチャンスだったと思います。

――日本の若者たちに、何かメッセージをいただけますか?
もちろんです。若い方に申し上げたいメッセージはいろいろとありますが、あえてひとつ選ぶとすると――、21世紀の初めの今の時代というのは、本当にさまざまな可能性があなた方の前に広がっていると思うんです。それは、多分、あなた方が思っている以上にオープンになっている。どんなことでも、可能になる時代だと思いますし、実際にそれを予見する変化もたくさん起こっています。そんな時代ですから、大胆でイニシアチブを取れる若い方であるならば、必ず、素晴らしい人生が開けると思います。というのも、人類にとって、これほどいろいろな分野において装備が備わっていたり、これほど情報が集まっているということは、かつてなかったんですから。しかも、コミュニケーションの手段もそれぞれで、世界中の人々と簡単にコミュニケーションを取る方法があるじゃないですか。ということは、ひとりの人間が、大きな変革を起こすことが可能なんです。ですから、若い方には、「ベストを尽くしてください」、この言葉を贈りたいと思います。

――「ひとりで変革」というのは、まさに、ゴーンさんが日産でやられてきたことですね。
できるだけ努力はしてきましたが、実際にできたかどうかは、わかりませんが(笑)。物事というのは、成功することもあれば、失敗することもあるものです。でも、大切なのは「とにかく努力をすること」だと思います。

――それにしても、ゴーンさんは、社員のみなさんから愛されている社長さんですね。
私だって、社員が大好きです。誇りに思っていますから。香取さんに、「どうして1年で会社を黒字にできたのか」と聞かれましたけど、それを可能にできたのは、13万人の社員が同じ方向に向かって走っていけたからだと思います。それが、日産の再建の強みだと思っています。

――最後に、ゴーンさんの夢を聞かせてください。
そうですね。常に、違いを作る、生み出すということですね。日産の社長としても、ルノーの社長としても、子供の父親、夫として、また、市民としてもそうしていきたいです。常に違いを作り出しながら、しかも、よりよいものを導いていきたい。それが、夢です。
(カルロス・ゴーンさん)
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