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オオシタアナ
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あの笑いはひらめきだけではなく、たゆまぬ努力に裏打ちされたものだったんですね。
藤山直美さんの舞台は、好きで何度か拝見したことがあるのですが、寛美さんのことは、恥ずかしながらお名前くらいしか知らなくて。一度、見てみたいと思っていたので、今日の特集は嬉しかったです。それにしても、すさまじい生き様でしたね。中座で寝泊りをしながら、舞台が終わっても深夜まで稽古をしていたという。舞台では、とてもかわいらしくて、愛嬌がある方ですけど、あの笑いはひらめきだけではなく、たゆまぬ努力に裏打ちされたものだったんだなって。笑わせ続けるために、いろいろと世相についても勉強していたというのも、印象的でした。お金をパーッと使って遊んでいらしたというのも、三宅裕司さんがおっしゃっていたとおり、稼いだお金をひとり占めするのではなくて、ある種、社会に還元したいという思いもあったんだと思います。10分ずつ区切ってお店にいらしていたのも、そこで知り合ったたくさんの人たちが、舞台を見にきてくれることを期待しての、宣伝の意味が大きかったんでしょうね。 独特の間の取り方や、ふり切りぶりがめちゃめちゃ面白い直美さんの舞台を拝見するたびに、寛美さんはどれほど面白かったんだろうかと、想像を膨らませてしまいそうです。今日のVTRで西川きよしさんもおっしゃっていましたが、笑うと本当に元気になりますよね。一時の嫌なことを忘れて楽しめてしまうパワーが、笑いにはあると思います。今日の寛美さんの足跡を拝見し、人を笑わすために、いかに影の努力が必要かということ、本当の本気とはこういうものなんだと知ることができて、とても勉強になりました。
(大下容子アナ)
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