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あのくらい凄い人が、自分と同じ関東弁でやられていたら、比べてしまって嫌になっちゃっていたでしょうね(笑)。――三宅裕司さん
――初登場でしたが、いかがでしたか?
そうですね。ちょっとしゃべり足りないですかね(笑)。生放送って、あっという間に終わっちゃうんですよね。どの番組もそうなんですが、そういう感じはありましたね。

――藤山寛美さんの特集はいかがでしたか?
以前、司会をしていた情報番組で、藤山寛美さんの特集をやったことがあったので、結構、映像も見ていましたし、知っていたこともあったんです。そのVTRを見直すことも面白かったですけど、いろいろな人のインタビューがとても興味深かったですね。やっぱり、凄い方ですよね。

――どのあたりが、凄いと思われますか。
どこがっていうよりも、喜劇役者として、これ以上の人は出てこないんじゃないかなという存在だと思います。ただ、関東と関西の違いはありますよね。関西弁というのが僕のなかでは救いかなと。あのくらい凄い人が、自分と同じ関東弁でやられていたら、比べてしまって嫌になっちゃっていたでしょうね(笑)。

――確かに、関西ならではの笑いというのはありますね。
僕の印象ですけど、吉本新喜劇の「知っている人が大喜びするパターンのギャグ」よりは、もう少したくさんの人を狙って、きちっと人間と人間の設定で作っていますからね。より多くの人に伝わるんでしょうね。

――同じく舞台に立たれる三宅さんが影響を受けるとしたら、どんな部分ですか?
笑いが不得意な役者を、舞台で育てちゃいけないなと思いましたね(笑)。団員には、経験を積んでほしいから、いろんな役者に笑いを振り分けるんですね。「コイツ、もうちょっと勉強すれば面白くなるのに」って、その役者のために、いろいろ考えてギャグを書いたりするんですよ。でも、それが、たまに滑ることもあるわけで。そういうことを、本番の舞台でやるのは、お客さんに失礼なんじゃないかって。寛美さんの舞台は、ほかの人にギャグをやらせないわけですから、寛美さんが面白ければいいわけじゃないですか。だから、僕も「三宅裕司劇団」にしちゃおうっかなって(笑)。

――27年舞台をやられている三宅さんが、「舞台に出るのは怖い」とおっしゃられていたのも印象的でした。
むしろ、昔のほうが調子に乗ってましたね。「絶対に、俺が出ていかないとお客さんは満足しないんだ」と思っていましたから(笑)。今は、テレビに出ることも多く、その場、その場でいろんな面を見せていますから、それが嫌われていて、舞台で笑ってもらえないことがあるんじゃないかとか、不安になることがあります。ほんのちょっとしたことで、どんどんマイナス思考になっちゃう。

――それでも、舞台に立つというのは、テレビにはない魅力があるからですよね。
コメディーをやっているから、その場で結果が出るってことですよね。面白ければ、ドッと受けるし、逆なら誰も笑ってくれませんから。それが計算通りにいったときの、快感が忘れられないんでしょうね。あとは、いつまでたっても、僕らがやっている“ミュージカルアクションコメディー”での完成形ができないってことでしょうね。「次は、もっといいものを」と思いますからね。

――最後に。香取さんにメッセージがあれば。
歌舞伎、落語の前に、うちの舞台を見てください。7月にありますからぜひ!
(三宅裕司さん)
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