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2006年最初となる月イチゴローは、“日本人主演映画”をフィーチャーしたラインナップ。この初めての試みに、イナガキさんは、かつてないほど「悩んだ」とおっしゃっていました。文芸作品からホラーまで、幅広い5本のなかで、イナガキさんが高得点をつける作品はなんでしょう。
イナガキベスト5
単騎、千里を走る。
「映画としてのスケールが大きい作品。気持ちいい映画。演技をしていないように見えるあの間は、健さんしか出来ない。」
【作品DATA】
2005年(日本、中国合作映画)
監督・原案:チャン・イーモウ
出演:高倉健、リー・ジャーミン、寺島しのぶほか
●日劇2ほかにて、ロードショー
博士の愛した数式
「美しい映画、美しいセリフ、美しい俳優。数式がこんなにも神秘的でロマンティックだとは思わなかった。」
【作品DATA】
2005年(日本映画)
原作:小川洋子
監督:小泉堯史
出演:寺尾聰、深津絵里、齋藤隆成、吉岡秀隆、浅丘ルリ子ほか
●渋谷東急ほかにて、ロードショー
THE 有頂天ホテル
「舞台としては面白いけど、映画としてはもうちょっとやることがあったのでは?脚本は精密機械のよう。慎吾も自然でよかった。」
【作品DATA】
2005年(日本映画)
監督・脚本:三谷幸喜
出演:役所広司、松たか子、佐藤浩市、香取慎吾、篠原涼子ほか
●日劇3ほかにて、ロードショー
輪廻
「ホントに怖かった。ジャパニーズホラーの中で一番怖い。イヤな気持ちにさせられた。」
【作品DATA】
2005年(日本映画)
監督・脚本:清水崇
出演:優香、香里奈、椎名桔平、杉本哲太ほか
●池袋HUMAXシネマズ日劇ほかにてロードショー
ピーナッツ
「凄くシンプルでスタンダード。もっと驚かせてほしかったけど、内村さんが温かみのある人なんだな、とわかりました。」
【作品DATA】
2005年(日本映画)
監督・脚本:内村光良
出演:内村光良、三村マサカズ、大竹一樹、ゴルゴ松本、レッド吉田、ふかわりょうほか
●Q-AXシネマほかにてロードショー


インタビュー イナガキゴロー:慎吾は、メンバーのなかで一番、映画監督向きだと思う。
――今回、すべて日本人主演作ということで、ずい分、悩まれたとか。

うーん、難しかったね。いつもとは違う、難しさがあった。いつものように、ハリウッドの大作があって、ヨーロッパ映画があって、アニメがあってというのに比べると、日本人主演というだけで幅が狭いですからね。ホント、悩みました。

――台風の目になったのが「輪廻」でしたね。ホラーがお好きではないイナガキさんが、かなりほめていらして。順位も「3位」と迷っていたそうですが。

好きか、嫌いかで言ったら正直、好きじゃないんですけど(笑)、何かしら僕の感情を動かしたという意味では、上位でもよかったんじゃないかなと。確かに影響力はあったんだよね。

――影響を受けたというのは…。

子供の頃に感じていた、ノスタルジックな感情というか思いが、映画を見ていてよみがえってきたってことですね。それと、うまくストーリーができていましたし、どんでん返しがあったことも、印象に残ったポイントかな。ただ単に、怖がらせるための映画ではないなって感じましたね。

――今まで見たなかで、「一番怖かった」とおっしゃっていましたが。

怖かった。本当に怖かった。冷やかしでは、絶対に見ないほうがいいよね。驚かせるためのテクニックがよく研究されているんだよね、幼稚じゃないの。そこが、よかったと思う。

――「THE 有頂天ホテル」が3位というのも、少し意外でした。

見終わった後に、違う自分になれるってことが映画の醍醐味だと思うんですけど、「THE 有頂天ホテル」は、ある意味、予測通りだったんですよね。もちろん、凄く面白かったですけど、予想していた通りの面白さだったっていうか。ひねくれた言い方ですけど(笑)。

――「残念賞」というものではなかったんですね。

全然、ないよ。とにかくよく出来ていたし、脚本も精密機械のように計算しつくされていて、面白かった。三谷さんは天才だと思いました。役者さんも、みなさん魅力的だったしね。

――今回の三谷さんや内村光良さんのように、本来、映画監督でない人が、映画を撮るということも増えています。イナガキさんは…?

今は、そういう気持ちはないですけど、将来、そう思うことがないとは言えないよね。そういうのって、ちょっとしたきっかけだろうからね。「やってみたい」と思ったら、ハマるんだろうね。そうなったら、さぞかし楽しいんだろうね。でも、メンバーが撮る映画なら、見てみたいね。慎吾とか、凄く面白そうなもの撮れそうじゃない?彼は、メンバーのなかでは、一番、映画監督向きな感じがするね。

――どのあたりが?

画をもってそう(笑)。実際に、絵も描くしさ。ストーリーというよりも、「これは絶対にこうだ」という譲れない画を自分のなかにもっていそうだなって。そういう才能もあると思う。うん、見てみたいね。
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