◆緊張しました…。お会いするまでは、2週間くらい、映画を見直したりとか、北野武のことを考えない時間はないくらい。もう1回、「HANA-BI」見てみようとか…。「HANA-BI」見ながら、ドラマやってたりとか。向こうのスタッフにはちょっと申し訳ない部分もあるんですけど、バレないように楽屋で見て、一時停止してワンカットやって、戻ってまた見て…っていう繰り返しだったり。あと、雑誌のインタビュー記事をいっぱい読んだり。「SMAP×SMAP」のスタッフに「あの映画は何年前だろ？」っていったら、それをインターネットで調べてくれて、資料をごっそりくれたんです。「一応、これくらいあったんですけど」「おお、ありがとうございます！！」って(笑)。それこそ、生い立ちから、どこで何をしてっていうところまで読みながらだったんで、緊張感を自分で上げてしまったっていうのもあるんだけど◆バラエティー番組とかでのビートたけしさんと、ほとんどお仕事したことないんですよね。だから、お仕事をしたことがあってその裏での、っていうか、お仕事で一緒になって、「おはようございます」「お疲れ様でした」っていうのがあんまりない中での、北野武っていう日本人…それこそMIJな中での、映画が好きなボクが年齢重ねる中で、同じ時代に生きている好きな映画監督なんですよ。だからこそ、緊張したわけですけど…◆スピルバーグとかルーカスもなんてことない感じ、って思うくらいでした。スピルバーグにもルーカスにも会ったことあるんですよ。インタビューしに行ったりして。そういうときって、もちろん凄いことなんですけど、「インタビュー、楽しく出来ればいいや」っていうのが先だったんだけど、今回はホントに緊張したし、何かひと言しゃべると、もう、これ以上の集中はないくらいに、話してる言葉をひと言も逃さないように聞いておきたかったんです◆終わった後に感じたのは、時間ですね。こんなに緊張したことはなかったし、こんなに時間が短く感じたこともなかった。聞こうと思って聞けなかったことも山ほどあったし…。ホントに、ずっとしゃべってたかったですね。やっぱり、凄く興味深い方でした。今回、“約束”してくれたんで、それが実現したら、もっともっとお話してみたいですね。 (編集長：香取慎吾)

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