「バットマン ビギンズ」「戦国自衛隊1549」と洋邦の超大作がラインナップした今月の「月イチゴロー」。前回のローマ編に続き、武居プロデューサーがお相手をつとめました。さて、どんなランキングとなったでしょうか？ 【作品DATA】 2004年(アメリカ映画) 監督：ピーター・シーガル 出演：アダム・サンドラー、ドリュー・バリモア、ロブ・シュナイダーほか ●シネマミラノほかにて、ロードショー 【作品DATA】 2005年(アメリカ映画) 監督：クリストファー・ノーラン 出演：クリスチャン・ベイル、マイケル・ケイン、リーアム・ニーソンほか ●丸の内ピカデリー1ほかにて、ロードショー 【作品DATA】 2004年(アメリカ映画) 監督：ニルス・ミュラー 出演：ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ドン・チードルほか ●テアトルタイムズスクエアほかにて、ロードショー 【作品DATA】 2005年(日本映画) 原作：福井晴敏　原案：半村良 監督：手塚昌明 出演：江口洋介、鈴木京香、鹿賀丈史ほか ●日劇2ほかにて、ロードショー 【作品DATA】 2003年(アメリカ映画) 監督：クリス・ケンティス 出演：ブランチャード・ライアン、ダニエル・トラビス、ソウル・スタインほか ●シネクイントほかにて、ロードショー ――武居プロデューサーがお相手で、最初は、「気まずい」なんておっしゃっていましたが。 そうね(笑)。でも、男同士だと違った見方できるので、面白い部分もありましたけど、2カ月も大下さんにお会いしていないんでね。会いたかったなというのは、ありますね。「50 回目のファースト・キス」は大下さんきっと好きだろうからね、盛り上がれたと思うけど。 ――「戦国自衛隊1549」を4位にされていましたが、その後もことあるごとに、コメントを求められていました。ちょっと辛そうにも見えましたが…(笑)。 いろいろと言いたいことはあるけど、人が一生懸命作っているものだからさ。うーん、僕の話のなかから察してほしいよね(笑)。 ――「本音でしゃべってる」ともおっしゃっていました。 でもさ、本音も建前もあるからね、世の中には。しかも、影響力がある公の場ですから。言葉は選ばなきゃという思いは確かにあるけど、本音は本音でしゃべっていますよ。いつでも、正直でありたいとは思っています。 ――今回は、全体的にお好みの作品が少なかったようですね。 そうですね。それでも5本見なきゃいけないから、キツイなって思うこともあるけど、どんな作品であっても、何かしら気づいたり発見することがあるから、ムダにはならないと思うし。あとは、自分では絶対に見ないものあるでしょ。だから、途中で「これは、厳しいな」と思っても、最後まで大切に見ていますよ。 ――6月が終わり、上半期で30本ご覧になっていることになります。今年前半で、記憶に残っている映画はありますか？ いい作品、ありましたね。「オペラ座の怪人」「アレキサンダー」「ミリオンダラー・ベイビー」なんかが、印象に残っています。 ――今後、このコーナーにリクエストなどは、ありますか？ セレクションにもう少し幅があってもいいんじゃないかと思うんですけど、どうでしょうか。幅は広がっているだけど、娯楽作品の大作ものか、もしくは、すごく外したものか、アニメ系、邦画系が中心ですよね。例えば、ヨーロッパ系のものとか、ない層があるんじゃないかと。あとね、慎吾も選んだものはなるべく見てほしい。これは、いいたいですね(笑)。

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