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アテネオリンピック、国際映画祭、メジャーリーグ、サッカー・アジアカップ…ことしも多くの日本人が国際的な舞台で活躍しました。が、大きく報道こそされていないものの、世界で活躍した日本人はまだまだたくさんいるのです。2004年に活躍した日本人たちを一挙に紹介します!
 
インターネット上のWEBサイト、そのアカデミー賞ともいうべき賞が「WebbyAward」。デザインや使い勝手の優れたWEBサイトに贈られるこの賞は、イギリスBBCや検索サイトグーグルなど世界的超メジャーサイトが毎年授賞しています。そんなWEBサイト界のアカデミー賞において、ことし初めてオスカーを手にしたのが西田幸司さんです。
ことしの「Webby Award」には世界36カ国から数千ものWEBサイトがエントリーしました。審査員は、ミュージシャンのデビッド・ボウイ、インターネットの設計者ヴィント・サーフ、アメリカメジャー新聞の記者ら錚々たる顔ぶれです。そんな中で、今回西田さんが受賞したのはパーソナル、個人サイト部門。英語以外のサイトが受賞するのは極めてまれで、日本人としてはもちろん初めての快挙です。西田さんのサイト「ラクガキ」の特徴は、見ている人のマウスの動きなどによって姿を変える美しい画像です。実は西田さん、もともとはガラス工芸を手がけていました。しかし交通事故で右手が不自由になり、ガラス工芸の道を断念。リハビリの傍ら、7年前からWEBデザインを始めたのです。「かっこいいデザインがなかなかできなくて結構悩んでたんですね。今となっては逆にそれがオリジナリティーなんだといわれることが多くて…。自分でいいんだっていうのを突き詰めていくというか、自分らしさを求めていけばいいんだと思うようになりました」という西田さん、今後はWEBデザインなどソフトだけでなく、使い手に優しい、ハードの開発にも関わっていきたいということです。


 
ことし4月、ニューヨークで開催されたヒューマンビートボックス界最大のイベント「ヒューマンビートボックスコンベンション」。これは世界中のビートボックスファンから人気投票で選ばれたアーティストだけが参加を許されるもので、その中に日本人としては勿論、アジアからただひとり参加を許されたのが、ゼロックスのCMでもお馴染みのAFRAです。このパフォーマンスに対して、コンベンション主催者は「日本から来たAFRAは信じられないエネルギーを持ち主でスゴイ音をだす。観客からの反応もすさまじいものだった・・・」と絶賛しました。AFRAがヒューマンビートボックスを始めるキッカケは、高校時代、夏休みに訪れたNYで偶然見たライブでした。「そこに1人ヒューマンビートボックスのすっごい鬼がいて、それがラゼールって人だったんです。その人を初めて見てもうその帰り道からやってました、あまりの衝撃で」とAFRA。ラゼールとはヒューマンビートボックス界のカリスマ。そのライブに衝撃を覚えた彼は、1999年、高校卒業と共にニューヨークに渡り、独学でヒューマンビートボックスの勉強を始めました。そしてその翌年の2000年、セントラルパークのサマーステージで行われたそのラーゼルのライブで、前座を務めるまでに至ったのです。これがアメリカで認められるキッカケとなり、2002年にはブルックリンのビートボックスバトルで優勝するなど、いまではヒューマンビートボックス界で揺るぎない地位を築いています。


 
未だ戦火の絶えないイスラエルで、健康ブームとあいまって、いま大人気となっている日本の伝統食品が豆腐。このイスラエルの60%にも及ぶ豆腐を作っているのが、ひとりの日本人女性・鴨谷純さん(35歳)です。イスラエル北部、カルメル海岸近くでイスラエル人の友人らと共に、1997年春から豆腐を手作りしている鴨谷さんは、もともと赤坂でホステスをしていましたが、「体にいいものを作って売る…、シンプルな生活が送りたい」という願望から東京の豆腐店で修行に入り、7年前、憧れだったイスラエルへと渡ったのです。いまでは国内シェア60%を占め、近々、ヨーロッパへの輸出も始める予定だそうで、1995年からPKF=国連平和協力業務でイスラエルとヨルダンの国境、ゴラン高原を訪れている自衛隊員たちも鴨谷さんの豆腐を絶賛していたとか。鴨谷さんの豆腐作りのこだわりは「にがり」。ミネラルを多量に含む、極上の死海産のものを使っているため、日本でもなかなか再現できない、絶品の豆腐が出来上がったのです。「戦争に苦しむイスラエルの人たちの心を少しでも癒せれば…」という思いを胸に、鴨谷さんはこれからも豆腐を作り続けていくそうです。


 
日本のメダルラッシュに沸いたギリシャ・アテネで、この夏、もうひとつのオリンピックが開かれていました。それは、数学の能力を競う「国際数学オリンピック」です。ここで世界85カ国、500人の頂点に立ち、金メダルを獲得したのが高校3年生の西本将樹くん。しかも西本君の金メダル獲得は2年連続の快挙です。たった3問の問題を4時間かけて解くという、数学オリンピック。ちなみに今年出された問題のひとつは「問:正の整数が交代的であるとは、その整数を十進法表示した時に、どの隣接する2つの桁の数字に対してもそれらの偶奇が異なることをいう。交代的な倍数を持つような正の整数をすべて決定せよ」というもの。正解は「20の倍数以外の全ての整数・・」。


 
寺沢大介作の人気漫画『将太の寿司』は、主人公の関口将太が、日本最高のすし職人を夢見て上京、最後には全国すし大会でチャンピオンに輝くというストーリー。日本だけで1000万部以上が売れ、韓国語にも翻訳されています。この「将太の寿司」が今、韓国を代表する企業経営者達の間で、注目の的になっているのです。朝鮮日報が伝えるところによると、韓国国内で9割のシェアを持つ電話会社大手、KTのイ・ヨンギョン社長は、社内の会議で「この漫画の主人公のように、われわれも顧客の求めるものを見出すため努力せねばならない」と発言。社員に『将太の寿司』を読むよう薦めたうえ、役員には全44巻を直接買ってプレゼントしたのです。また、韓国最大手の石油会社SKのチェ・テウォン会長も、新入社員との懇談会で「将太の寿司」を絶賛。さらに、韓国の大手自動車メーカー大宇(テウ)のイ・ドンホ社長も、「企業を経営する立場の者として、心に響く」と大絶賛しているそうです。


2005年も、がんばれニッポン、がんばれジャパニーズ!!
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