スマデータ投票
モバイルサイト
メールマガジン
ケイジバン
番組へのご意見
最新号のTOP

「ロスト・イン・トランスレーション」「LAST SAMURAI」「007は2度死ぬ」「ロボコップ3」「ブラック・レイン」「WASABI」――映画の中で、時には忠実に、時には偏見に満ちたイメージで描かれてきた「ニッポン」。しかしそれは、スクリーンの中に限ったことではありません。世界各国で放送されたテレビ番組でも、「ニッポン」は非常に興味深い形で紹介されているのです。今回SmaSTATION-3では、アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・4カ国テレビ番組を入手!そこには我々日本人の想像を超えた、驚くべきニッポンの姿が映し出されていました。
映画以上に偏ったニッポンの描写が目立つのがバラエティー番組。アメリカの超人気バラエティー『サタデーナイト・ライブ』で、日本のクイズ番組をパロディ化した『クイズ キングス』の司会を務めるのはマイク・マイヤーズです。彼が大げさな日本人司会者になりきり、半ば意味不明な日本語で強引にクイズを進行していくのですが、パネラーのひとりは日本語が全くダメで、珍解答を連発。さらに、答えを間違えると、日本のしきたり?に従って指を詰めなければならない、というルールが。優勝した者には何か賞品がもらえるのかと思いきや「電気ショックの刑」でエンディング…という全くワケがわからない演出もあり…。
イギリスで放送中のクイズバラエティー『バンザイ』は、過激で何でもありの日本式バラエティー番組を真似して作った、といわれるもの。「美女の胸をもんでいる男たちの内、本当の医者はだれか?」「ドイツ人とドイツ製の車はどっちが早いか?」といった、下世話で下らないネタばかりの択一式クイズが出題されます。また「沈黙のインタビュー」は、ある大物に何か質問をして、それ以降は決して喋らず、返答しても言葉を返してこないリポーターに、大物たちが一体何秒間付き合ってくれるか、というクイズ。ほかにも、どれだけ長時間握手をしていられるか、というコーナーもあり、厚かましい日本人キャラが顰蹙を集めています…。
フランスのドキュメンタリー『VOYAGE VOYAGE TOKYO』は、異文化の国ニッポンに敬意と驚きを持って接し、その魅力を謎解き風に解説していくというもの。番組のディレクター、ジャン・ピエール・リモザンは、以前SmaSTATION-3が独占入手した北野監督出演映画「Tokyo Eyes」を制作した人物でもあります。この番組は、彼が、秋葉原にたむろするマニアや、原宿の少女たち、ゴルフに興じるサラリーマンなどをクローズアップし、率直なインタビューをぶつけたもの。SmaSTATION‐3の取材に対してリモザン監督は「日本の魅力を例に挙げて話すと、ある美術館の警備員が交代の時間になると、同僚に敬礼するんだ。そして自分が座っていた椅子の座布団を裏返すんだよ。デリカシーというか…。こういう行為は他の国では見れない日本の面白さだね」と語っています。
ドイツの『PASTEWKA IN JAPAN』は、ドイツ人のタレント、パステフカ氏が、見知らぬ日本で出会う様々な異文化を紹介していくという情報番組で、カプセルホテルや原宿ファッション、飲食店の陳列用サンプルなど、日本ならではの特異な文化を、違和感に満ちたリアクションとともにリポート。至る所でメールを打ち、携帯電話で話している日本人の姿などを伝える一方で、日本の神秘性を真摯に伝えることも忘れてはいないのもポイント。「東京の中に本当の日本を見つけようとするなら、そんなに遠くまで行く必要はありません。中心部には小さいオアシスがあり、騒音と喧騒をすぐに忘れさせてくれます」と神社を取り上げ、お清めやお賽銭などの意味も解説しています。
Copyright(C)2004
TV-ASAHI
All Rights Reserved.