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世界のメディアは、北野監督をどう伝えたのか!? スマステが独占入手した放送内容を、各国の評論家や街の人々の声と併せて紹介します。
[放送局・番組]
「ロゴ」(イギリス・BBC)/'04年2月放送 ※特集「ワンマンブランド」

[放送内容]
北野武のコメントを軸にブランドという視点から、映画界で成功するまでの秘話を紹介。この中で、北野監督は「『戦場のメリークリスマス』に出演した時、自分がスクリーンに登場した途端、観客が笑い出したのを見てショックを受けた。みんなが自分をコメディアンとしてしか見ていないことを実感し、その後は悪者のイメージを植え付けるため、意図的に犯罪者や凶暴な役しか演じないことにした」と語っています。BBCは「キタノは日本で崇拝されており、彼自身がブランドだ」と、最高の誉め言葉を。

[評論家の声]
彼の作品はそれぞれ作風が違うことが面白い。淡々とストーリーを展開し、実際に何かを凄いタイミングで見せてショックを受けさせる…そういうツボを心得ている頭脳的戦略家。
(インディペント紙の映画評論家 ジョナサン・ロムニー氏)

[街の声]
普通のアクション映画とはまったく違う表現が好き/サイレントな手法で瞬間の美しさを表現できる天才。尊敬してる/何をするか読めない人。でも、そこがいいところ/どんなものでも創れる人だと思う。
[放送局・番組]
「ニュル・パール・アイユール」(カナル・プリュス局)/'99年放送 ※ゴールデン枠の超人気番組 「シネマドゥノートルトン」(アルテ局)/'99年放送 ※映画監督が映画監督を撮る、人気ドキュメント番組

[放送内容]
「ニュル〜」ではカンヌ映画祭の野外ステージで、北野監督が生出演。「HANA-BI」を「本当に素晴らしい作品」と、番組も絶賛しました。
「シネマ〜」では、ジェアン・ピエル・リモザン監督が東京を訪れ、北野監督と蓮實重彦氏(東京大学元学長で映画評論家)の対談および監督の密着を敢行。対談では、本質に迫る質問をぶつけていきます。北野監督のアトリエと絵画制作風景も紹介。リモザン監督は、北野監督に会うことに感激していました。

[評論家の声]
キタノは大変現代的な感覚の持ち主であり、様々なレベルで完成度が非常に高い。内側に情熱を秘めながらも、ある一定の距離を置くことができる人だ。暴力の持つ瞬間的な力を表現する才能があるようにも思える。フランスは'50年代から日本映画に大変敏感だが、その後少し後退していた。そこへキタノ監督が登場し、日本文化や日本映画がへの想いが再び蘇った。彼の大きな功績だろう。(映画評論家 ミッシェル・シモン氏)
[放送局・番組]
「クルトゥア・ツァイト」(3SAT局)/'00年8月放送 ※世界で活躍する著名人を紹介する番組

[放送内容]
東京で、北野武とビートたけしに密着。その二面性に迫りました。番組は「監督、作家、タレントとして活躍するキタノのような人物が存在するのは日本だけ」と評論。「“とてつもなく素晴らしい”というレッテルが彼にはある」とも言っています。また、北野映画の基盤について、北野監督が語る場面も。「子供の頃、親父が一度だけ海に連れて行ってくれた。その思い出が『菊次郎の夏』に入っている」というエピソードや、独自の「ヤクザ」論も展開しました。

[評論家の声]
伝統から新しいアイデアを出す改革者。彼の映画は、日本の文化を代表するものと言えるだろう。彼は精神性にとても強い興味を持っているように感じる。この方向性と、彼のオリジナル・テーマ「ヤクザ」の両方を大切にしていってほしい。(ジャーナリスト ベアート・レープハンドル氏)

[街の声]
ゆっくりしたテンポと映像が好き/ヨーロッパにはない、ブラックジョーク的なユーモアがいい/彼の作品を通して、人間の内面性について考えさせられた。
[放送局・番組]
「スターダスト」(VPRO局)/'00年1月放送 ※映画関連番組 「RAM」(VPRO局)/'04年1月放送 ※芸術と文化を扱うゴールデン枠のドキュメント番組

[放送内容]
「スター〜」は第4回子供映画デーで『菊次郎の夏』を観た子供たちのインタビューを。
「RAM」は『座頭市』の出品で第33回ロッテルダム国際映画祭に出席した北野監督を、4日間にわたり完全密着。彼にインタビューしたジャーナリストは「映画愛好家なら誰でも、彼のような人物をインタビューさせてもらうことが夢」と興奮。北野監督の目薬を手に入れて喜ぶ外国人ファンも登場しました。番組は「日本で最大のエンターテイナー」だと。

[評論家の声]
ぞっとする面と楽しい面が交互にあるのが特徴。とても重要な映画作家だ。自己のスタイルを持っていて、視覚的に非常に才能がある。今までのやり方で、できるだけ長く映画を撮り続けてほしい。
(NRC新聞 バス・ブロッカー氏)

[街の声]
すべてをコントロールしてる人/彼のユーモアにはある種の肯定的な輝きがあり、気に入ってる/自己スタイルが強くて、若い監督志望者は尊敬してる。
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