話題のインディーズ映画、勢い止まらず拡大上映
2018/07/25
インディーズ映画ながら話題を集めている「カメラを止めるな!」(上田慎一郎監督)が、TOHOシネマズ新宿ほか全国40館以上の劇場で拡大上映されることになった。8月3日にはTOHOシネマズ日比谷で、上映劇場拡大を記念した舞台あいさつが行われることも決定した。
新人監督による長編デビュー作で、オーディションで選ばれた無名の俳優たちが出演。冒頭は37分にわたるワンカットで、ゾンビ・サバイバルから始まる挑戦的な作品となっている。
初上映は昨年11月。6日間限定の先行公開だったが、口コミが広まり、レイトショーにもかかわらず連日午前中にチケットが完売。その後、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018」でゆうばりファンタランド大賞(観客賞)、イタリアの「第20回ウディネ・ファーイースト映画祭」ではシルバー・マルベリー(観客賞2位)を受賞した。
今年6月23日に公開されると、海外映画祭での評判やSNSの口コミにより、都内2館の上映劇場では満席が続出。「新宿K’s cinema」では公開以来、全72回連続満席という人気ぶりとなった。
上田監督は「去年の夏、汗と血にまみれながらみんなで作った小さな映画は、きょうまで僕たちの想像を超える奇跡を次々と起こしてくれました。『想像もしていませんでした』と何度言ってきたことでしょう。一生分の『想像もしていませんでした』を使い果たした…と思っていた矢先に今回のお話。間違いなく僕の34年の人生史上最大の『想像もしていませんでした』となりました」と話している。