玉木宏、今年を振り返り「繋」
2017/12/12
俳優の玉木宏(37)、吉沢亮(23)、女優の新木優子(23)らが12日、都内で行われた映画「悪と仮面のルール」(中村哲平監督)のプレミア試写会に出席した。芥川賞作家・中村文則氏の小説を映画化。特殊な環境で育てられた男の純粋な愛とサスペンスが交錯する物語。
この世に災いをなす絶対的な悪=“邪”になるために育てられた主人公を演じた玉木は、「表面的には悪役と言われがちなんですけど、純粋な悪役ではないと思う。特殊な作品ではあるんですけど、地に足が着いた人間味あふれる主人公だったんじゃないかな」と役どころを説明。「難しいとは思ったんですけど、考え方的にはシンプルに演じました」と振り返った。一方、原作者である中村氏の大ファンだという吉沢は「自分が大好きな作品だからそれを壊すわけにはいかないと、変なプレッシャーを勝手に感じてビビってました」と明かした。
今年を振り返り、漢字一文字で「繋」だと語った玉木は、「この映画は1年半前に撮影して、ようやく来月公開にたどり着けたし、お客様に見ていただくために作った物。僕らの世界とお客様を繋(つな)ぐ物なので、それを感じた1年でした」と語った。来年1月13日公開。