阿部寛、初共演の松嶋にギャップ感じる
2017/12/12
俳優の阿部寛(53)、春風亭昇太(58)、女優の松嶋菜々子(44)が12日、東京・中央区で行われた映画「祈りの幕が下りる時」完成記念日本橋レッドカーペットイベントに登場した。
阿部主演、東野圭吾氏原作の「新参者」シリーズの完結編。これまで数々の事件を解決してきた刑事・加賀恭一郎(阿部)が、母の失踪という過去と向き合うストーリー。
フィナーレを迎え、阿部は「僕は今までエキセントリックな役が多くて、ここまで真っ直ぐな役は無かった。加賀恭一郎は僕の基盤で、何年かに1度帰ってこられる役者の芯の部分と思って役を愛してきたので、寂しい思いがある」としみじみ。「すばらしい作品にしようと頑張った。最後にふさわしい作品になったので、感無量です」と思いを語った。
シリーズ初参加となった松嶋とは初共演。「(松嶋主演ドラマの)『家政婦のミタ』のイメージがあってクールで堅い人だと勝手に思っていたけど、全然違った。すごく温かいものを感じたし、心からお芝居をされる方だなと思った」と印象を明かした。一方、松嶋は阿部について「加賀恭一郎のようにおちゃめで、ひょうひょうとしているところも持ち合わせているし、かっこいい方なので、また違った役でもご一緒させていただきたい」と再共演を望んだ。
昇太はトレードマークのメガネを外して同作に出演。普段はメガネをかけないことが変装になるといい、「コンビニに行ってエッチな本を買うときはメガネを外して買っている。この映画が公開されたらそれができなくなるから寂しい」と笑わせた。来年1月27日公開。