「時代とフザケた男」小松政夫が総括本
2017/08/26
昭和を代表するコメディアン、小松政夫(75)が、半世紀を越えるキャリアの中で共演した故・高倉健さんをはじめ、タモリ、黒柳徹子ら共演者との思い出をつづった本「時代とフザケた男」(扶桑社)を出した。
80年に引退したスーパーアイドル・山口百恵さんが「時代と寝た女」といわれ、昨年解散したSMAPが「時代に寄り添い続けたグループ」といわれたが、それにならったタイトル。健さんとは映画「駅 STATION」などで共演。同じ福岡出身ということからかわいがってもらったそうで、「居酒屋兆治」ロケ中、共演していた田中邦衛、小林稔侍との宴席で、健さんから「瞬間芸って、どうやるんですか?」のリクエストに応じて十八番の“コンドルの着地”を披露したエピソードを紹介。そんな流れでリハーサルの時に「オメエもサボリかよ」と健さんの頭を競馬新聞でポンポン叩いたら、降旗康男監督が「面白い。それでいきましょう」と即決する流れになったと明かしている。
なお、小松は9月18日、浅草公会堂で開催される「第10回したまちコメディ映画祭in台東」のクロージングセレモニー&イベントに登場する。