【訃報】アメコミ界の巨匠夫人逝く
2017/07/07
マーベルコミックスの伝説的存在であるスタン・リー氏(94)の夫人、ジョアン・リーさんが6日朝、亡くなった。93歳だった。リー氏の広報担当の発表を受け、APなどが報じた。
訃報を真っ先に報じたのは「ハリウッド・リポーター」(ネット版)。同誌によれば、夫人は今週はじめ、脳梗塞で倒れ入院していたという。家族にみとられ、安らかに旅立ったという。
夫妻は1947年12月に結婚。今年の年末に結婚70周年を迎えるところだった。2児をもうけたが、そのうちの1人は53年に生後3日で亡くなった。
リー氏は昨年、「ハリウッド・リポーター」に“ミステーク”が縁で結ばれた夫婦の出会いを話していた。もともとは、いとこからニューヨークの帽子店で働く別の女性を紹介してもらうはずだったが、店に入ったとき、最初に返事をしたのがジョアンさんだったため、彼女にひと目ぼれしてしまったのだという。
「入口で応じてくれた女性をひと目見てずっと思い描いていた女性だと思った。“何かご用ですか”と尋ねる英語のアクセントがすっかり気に入ってしまったんだ。元来、英語のアクセント(なまり)にフェチがあった。その場で好意を伝えてランチに誘い、ランチの時にプロポーズしたとおぼろげに記憶している」と話していた。