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村田沙耶香

村田沙耶香

小説家

テレビ朝日1月31日(水)・2月7日(水)

村田沙耶香

今回の表現者は、小説家・村田沙耶香。2016年、「コンビニ人間」で芥川賞を受賞した、注目の女流作家。
今回、彼女が選んだ表現方法は、「小説を書くプロセスを見せる」こと。書きはじめたのは…なんと、文字ではなく、可愛らしい似顔絵。
「いつも小説を書くときは、登場人物の似顔絵をいちばん最初に描きます。」
主人公はミズホという小学生の女の子。友達のユキと秘密のペットを飼っているというストーリー。このペットというのが、なんと“中年のおじさん”。

村田沙耶香

「子供の頃、ペットをこっそり飼うのってよくあったような気がします。無邪気に人間を飼っていても可愛いんじゃないかと思って。」
執筆のプロセスを初めて、人前で晒した村田。
「本当だったら絶対に見せないようなことなので、すごく変な気持ちがする時間でした。でも、晒け出す楽しさみたいなのもあると思います。馬鹿にされたり笑われたりすることを恐れないで勇気を持ち続けることが、自分にとって大事なことです。」

BS朝日2月19日(月)

村田沙耶香

「思春期の女の子を書くのが好きなので、小学生の女の子の話にしたいなあっていうのはなんとなく決めていて。絵にすることでイメージが掴めました。」
村田の小説の主人公は、迷い、葛藤する思春期の女の子が多い。 それは、村田自身、学校で感じていた葛藤や孤独感があったからだという。
「思春期とか、少女との性愛などは今でも自分にとってはすごく大切なテーマです。」

村田沙耶香

人間の異常さと普通さを普段から考えている村田。
「自分の小説の中では、ひょっとしたらこの主人公が言ってることハチャメチャなようだけど、こっちの方が正常なのかもしれない。普段私たちがしてることってものすごく不気味なことかもしれない。自分のことを普通と思い込んでる、その人の方がずっと残酷で異常かもしれない。その逆転する面白さを味わってもらえると嬉しいなと思って書いてます。」