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首藤康之

首藤康之

バレエダンサー

テレビ朝日1月17日(水)・24日(水)

首藤康之

今回の表現者は、バレエダンサー・首藤康之。バレエの殿堂、ロシア・ボリショイ劇場に立った世界的ダンサー。首藤は白いチョークを取り出すと、床に文字を書き始めた。「謙虚」「闡明(せんめい)」「規則正しく繰り返す」…。
「常に言い聞かせている言葉たちですね。勇気を与えてくれるので、僕にとってはすごく大事です。」
書き終わると、踊りながらその言葉を身体にこすり付けていく。
「身体の中にその言葉を埋め込むように表現したくなったんです。」

首藤康之

首藤が書いたのは、近代建築の巨匠ル・コルビュジエが遺した言葉。「謙虚」「闡明(せんめい)」「自制力」「規則正しく繰り返す」46歳の今なお第一線に立ち続ける首藤が、この表現に込めた想いとは…
「毎日バーにつかまって、基礎レッスンを35年ぐらい続けているんですけれども、規則正しく繰り返すことがどんなに大きな力になるかということを、コルビュジエの言葉は教えてくれました。身につけるためには何年も毎日やるしかないですね、ひたすら。」

BS朝日2月5日(月)

首藤康之

首藤康之が、建築家 ル・コルビュジエが遺した言葉を床に書いた理由…それは、建築とバレエ、全く別物でありながら共通点があるからだという。「バレエは、すごく構築的なものなので、 建築のように積み重ねていって身体を作り綺麗なフォルムを作っていく。そこはやっぱりすごく建築と似てるんじゃないかなと思います。」

首藤康之

32歳で「白鳥の湖」を現代風にアレンジした「スワン・レイク」の主役に抜擢された首藤。しかし、4日目に靭帯損傷という大けがを負う。「後から考えるとその4日目だけレッスンしてなかったんです。」基本レッスンを毎日続けることの大切さを痛感したそのころ、コルビュジエの言葉に出会った。「自分は間違っていない」。 そう確信させてくれたコルビュジエの言葉。継続は力となり、魂となる。