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春風亭一之輔

春風亭一之輔

落語家

テレビ朝日11月15日(水)・22日(水)

春風亭一之輔

今回の表現者は、落語家・春風亭一之輔。
異例の21人抜きで真打に昇進するなど、現在チケットの取れない落語家のひとり。今回の表現は、カレーの作り方を学ぶこと。そのキッカケは、家族にカレーを作った時だったという。
「作ったカレーを食べたらあまり美味しくなかった。『まずいなー今日は』と言ったら、奥さんの“ブチーン”ってキレる音が聞こえて
『自分で勝手に作ってまずかった…失敗という言い草はないでしょ!』と言われました。」
妻の一言で、一之輔の心に火がついた。
「上手に作りたいんですよ。家族が喜ぶカレーを…」

春風亭一之輔

料理研究家にひと通り作り方を習い、その後一人でその味を再現した。カレー作りが終わった一之輔は、自分では美味しくできたと満足げな様子…しかし先生からは「味が足りない」と厳しい指摘を受けてしまう。
一之輔がこの表現で伝えたい想いとは…
「“真似すること”と“身に付けること”は全く違うもの。料理は人の舌を通らないとやっぱりわからないですね。落語も一緒で、100回1人で稽古するより、1回お客さんの前で喋った方が、はるかに勉強になりますね。」

BS朝日12月4日(月)

春風亭一之輔

五感を使って作る料理。しかし、覚えることは多いのに、一之輔は一切メモをとらない。それは、落語も、覚えるときにメモは取らないからだという。師匠と弟子が1対1で行う落語の稽古で、弟子は基本的にメモをとらずに記憶する。落語とカレー作りに、集中力という点でシンクロするところがあるのではないかと思ったという。そして、「覚えた」知識を磨き上げ、自分のものとして、「身につける」。

春風亭一之輔

さらに、落語のネタおろしの独演会にも密着。演目は『心眼』。笑いどころの多い噺が得意な一之輔があまりやらない、じっくりと聞かせる噺だ。覚えるだけだったら、3日ぐらいで覚えられる。しかし、その先が重要で、何度も何度もお客さんの前でやったり稽古したりして磨きあげていくのだという。落語家、春風亭一之輔。学びに終わりはなし。