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原田マハ

原田マハ

小説家

テレビ朝日11月1日(水)・8日(水)

原田マハ

今回の表現者は、小説家・原田マハ。
ピカソやルソーなどの絵画をテーマに作品を書いてきた。
原田はテープを壁に貼り、大きさの違う四角い枠を3つ作り、その場で書き上げた文章を貼った。
「これは私の空想美術館。ゴッホの本物の絵を見たくなるような文章であればいいなと思い書きました。」

原田マハ

南フランスの田舎町の風景を描いた「星月夜」。その作品を思い、綴った文章には…
「これはパリの街を流れゆくあのセーヌ川。夜風が川面に白く波を削り、満天の星を映して川は流れている。糸杉は、川辺に佇む孤高の画家。フィンセント・ファン・ゴッホ、彼の姿。星を、月を、夜を描きながら彼の心に浮かんでいたのは、パリの化身セーヌ川だったのかもしれない。」原田がこの表現に込めた想いとは…。
「このゴッホの作品って、あの美術館に行けば見られるんだってことを思い出していただければと思います。やっぱり本物を見て初めてわかることってあるし、感じられることって多いと思うんですね。美術館に行きましょう。」

BS朝日11月20日(月)

原田マハ

1962年に東京で生まれた原田。兄は作家の原田宗典。幼い頃は、兄弟で競い合うように児童書を読み漁った。さらに、家に美術全集が多くあり影響を受けたという。大学卒業後、選んだのは「アート」の道。本物の絵と向き合った時の感動を多くの人に体験してほしい。そんな思いもあり、2005年小説家としてデビュー。「楽園のカンヴァス」で第二十五回山本周五郎賞を受賞した。独自の視点で描くアート小説というジャンルを確立した原田のユニークな「空想美術館」。

原田マハ

ゴッホの絵の実物を見たことがある原田は、大きさの違う四角い三つの枠があるだけで、目の前に絵があるような感覚になれるという。江戸時代の浮世絵の大家・歌川広重が描いた作品をゴッホが模写した「雨の大橋」。精神を病んだゴッホが、南フランスの療養院に入院していた時に描いた風景画「星月夜」。ゴッホの終焉の地であるパリ郊外のオーヴェール=シュル=オワーズというところで描いた「アザミの花」…。本物でしか得られない体験により人生はさらに豊かになるという。