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西野嘉章

西野嘉章

博物館工学者

テレビ朝日10月4日(水)・11日(水)

西野嘉章

今回の表現者は、博物館工学者・西野嘉章。博物館で展示物をいかに魅力的に見せるかを考える、プロフェッショナル。白い空間に持参した置物やフレームなどを次々と置いていく。出来上がったのは、小さな美術館。
「一堂に俯瞰できるような世界を展開したいと思っていました。何もないと空間というのは掴みようがないけど、そこにフレームを載せると、空間が枠取られて何か実体らしきモノが見えてくる。一種の造形物として非常に洗練されていると思います。」
展示しているものはどれも高価なアート作品に見えるが…実は、全て西野が廃材などを組み合わせたもの。
「ゴミ箱に捨てられていたものを、何か現代美術に見立てて見ることは出来ないかと思って。家具の工場のゴミ箱から拾ってきた材木は、台座をつけて立てたら素晴らしい彫刻になるという気がして。東大の校内に落ちていた電話機の台の上にミラノの蚤の市で見つけた靴の木型を乗せました。」

西野嘉章

西野がこの表現に込めた想いとは一体…?
「人から見たら『タダのゴミじゃん』。それでも良いんですよ。価値観というのは唯一絶対的なものがあるわけではなく、『人があれは良いっているから、それが良い』と思わなくて良い。あなたの価値観と僕の価値観は違って良いんです。100人いたら100通りの価値の尺度の中で生きている社会が面白いし豊かな社会だと思います。」

BS朝日10月16日(月)

西野嘉章

東京大学の博物館や、東京丸の内のインターメディアテクなど名だたる博物館の展示を手がけて来た、その道の第一人者である西野嘉章。今回は「20世紀の美術活動を俯瞰できる世界」ということで、船の形の模型でブランクーシの空間の鳥を、橋の模型でエル・リシツキーが描いた「レーニンの演説台」などを再現した。いわゆる「見立ての現代美術館」。

西野嘉章

そんな西野のように、自分の価値観で人生を楽しむ秘訣、それは勉強する事だという。知識があるとすべてが面白く見える。逆に勉強しないと物事が面白く見えない。勉強がだるいと思う人は、人生を楽しむ方法を持たないという事だという。