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山本耀司

山本耀司

デザイナー

テレビ朝日4月19日(水)・26日(水)

山本耀司

“黒の衝撃”と称され、ファッション界に革命を起こした世界のトップデザイナー山本(やまもと)耀司(ようじ)。
「本当は絵描きになりたかったが、絵ではお袋を食わせられないと思い、洋服屋になろうと思った。」
今回山本は、高さ2メートル程のキャンバスに、黒のクレヨンに似た画材で描き始める。完成したのは、女性のデッサン。
「特に魅かれるのは女の人の“後ろ姿”と“横姿”。前から来られるとあからさま過ぎて女性は怖いんです。」

山本耀司

女性服を作り続けてきた山本がこの作品で伝えたいことがある。
「もろに肌を見せて歩いている女の子に、セクシャリティは全然感じない、むしろ腹が立って…隠せというくらい。俺の価値観は、包む、包んであげる。体を隠してあげると男としては、中身はどうなってるんだろうと思う。」
さらにデッサンには山本の想いが刻まれた文字が…
「スキンはインサイドで決まる。要するに、中身がだらしなかったり、なめてたりするとスキン(見た目)はキレイにならない。だからいつもきれいな人は中がキレイなんだろうなって思っています。基本的に女性は怖いけれども、同時に尊敬してます。俺の結論は、“男は絶対女に勝てない!”」

BS朝日5月1日(月)

山本耀司

東京・新宿に生まれ、歌舞伎町で育った山本。父が戦死したため、母は1から洋裁を学び、洋装店を開店し、山本を育て上げた。
当時の山本に強烈なインパクトを与え、その後の山本のデザインの元となったのは、“歌舞伎町で見た娼婦の姿”、“服飾の専門学校で見た年下の女学生”、そして、“女手一つで山本を育て上げた強い母の姿”だった。
男性の視線を意識した服ではなく、女性の体を包む男性っぽい服が作りたい、そう思った山本は1981年、パリコレデビュー。“黒の衝撃”と呼ばれ、大きな賞賛を浴びた。

山本耀司

今回の表現は、そんな山本独自の女性観を描いたデッサン。書き連ねられた文字の意味も聞いた。「表現とは?」「魂の叫びとは?」「アーティストとは?」さらに、今を生きる人へのメッセージも。
そして、今回の表現中、山本の横にずっと寄り添っていた愛犬にも山本の女性観が表れていた。