12月5日放送

第9回スクープスペシャル 
  

<特集1>告発報道から一年 〜決定版!警察の裏金問題〜

「捜査上の秘密」という厚い機密のベールに覆われて、これまで誰もその実態に迫れなかった日本警察最大のタブー、裏金疑惑。
今から1年前、ザ・スクープは独自入手した北海道警旭川中央署の内部書類を突破口に、警察という「正義の味方」の犯罪を暴いていった。

そして、放送から365日目に当たる11月22日、ついに北海道警が約9億円、福岡県警が約2億円の裏金返還を表明し謝罪した。しかし、そこには依然として大きな欺瞞が隠されている。

警察がどうしても認めるわけにはいかなかった最後の一線。
それは<警察幹部による私的流用>と<警察庁・警察本部による主導>の2点にほかならない。

組織的な詐欺・業務上横領という犯罪行為を不問に付したまま幕引きを図ろうとする警察。
1年間に渡り独走取材してきた取材班だからこそ入手できた数多くのスクープ証言・決定的証拠を元に、謝罪の背後に隠されたさらに巨大な闇に迫る!


<特集2> 検証!新潟豪雨・疑惑の避難勧告〜9人の命は行政ミスで奪われた!?〜

今年7月13日、河川の氾濫によって15人の犠牲者を出した新潟集中豪雨。15人のうち9人はなぜか三条市に集中していた。

一般的に洪水は地震災害や土砂災害とは違い、ある程度予測可能であるため、安全な場所に避難さえすれば命は助かる。しかし、この時、三条市民は地震と全く同じ状況に置かれていた。つまり、堤防が決壊した後も多くの市民がその事実さえ知らなかったのである。

何の情報も知らされないまま、2階に避難する猶予もなく鉄砲水に飲まれていった犠牲者たち。なぜこのような悲劇が起こってしまったのか?

番組では「誰も聞いていない避難勧告」の謎を徹底検証、大災害の背後にある行政ミスとその隠ぺい疑惑に迫る。



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