2月29日放送

第6回スクープスペシャル
  

去年11月、第5回スクープスペシャルで放送した「警察の裏金疑惑」の反響はすさまじかった。

●浅野史郎 宮城県知事
「たまたまテレビ朝日系の番組を見ました。あれは衝撃的だよね。『これは旭川中央署だけに限ったこと』と言えるかどうかですよね。」

●高橋はるみ 北海道知事
「報道にあるような事実が本当にあったとすれば絶対に許されないこと。北海道警が自ら道民に対して説明すべきです。」

●田中康夫 長野県知事
「長野県も徹底的に調べるよ。僕は予算の執行者だから、捜査報償費の予算を計上しないで、領収書形式の後払いにしようかとも思っているんだ」

しかし、警察幹部は番組の告発を完全否定、裏金疑惑の内部調査すら拒否した。

●芦刈勝治北海道警本部長
「予算は適正に執行されている。出所不明の資料であり、改めて調査を実施する考えはない。」

●佐藤英彦警察庁長官
「不正の事実はなかったとの報告を受けている。再調査は道警が自ら決すべきもの。」

●小野清子国家公安委員長
「道警がないと結論づけているので、私の方から捜査する気はありません。」

そんな中、日本全国に衝撃が走ったのは2月10日のことであった。
「私が旭川中央署署長だった時、裏金はありました。裏金作りのシステムがしっかりできてるんです・・・」
なんと、警視長の地位にまで登り詰めた北海道警元最高幹部が実名で記者会見を開き、警察による組織的な公金横領の実態を全て暴露したのである。
これを受けて、衆院予算委員会で小泉総理自ら「不正に対しては厳正に対処したい」と言明。実名告発した元最高幹部や北海道警本部長の国会への参考人招致も検討されている。

裏金疑惑の真相は一体どこにあるのか?
そして、それは北海道警だけに限ったことなのか?

第6回スクープスペシャルでは、放送後の展開を丹念にフォローするとともに、日本全国の警察関係者から新たに寄せられた内部告発を元に「警察の裏金疑惑」のさらなる真実に迫る。



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