11月24日放送

第1回 スクープスペシャル
  

大変お待たせしました!ザ・スクープが90分のスペシャル番組の形で戻ってきます。もちろん、鳥越俊太郎&長野智子の両キャスターが真実を求めて駆け回ります。
事件は会議室で起きてるんじゃない・・・現場主義は健在です。
「当然、北朝鮮問題をやるべきだろう」
「検察の裏金疑惑でも進展があった」
「これもこれもやりたいのに枠がない」
などと叫びつつ、スクープらしい2つのテーマに厳選しました。
第1回は13年間培ってきた調査・検証報道のノウハウを十全に発揮して「日本人観光客の危険な落とし穴」と「警察取調室の闇」に迫ります。えん罪のスペシャリスト・飯島と司法クラブ出身でねちっこい取材力には定評がある丸山、若手2人を中心に準備万端です。”スクープ復活”にご期待下さい!

<特集1>

メルボルン事件10年目の真実
〜生出演!麻薬運び屋にされた日本人が無実の叫び〜

2002年11月6日、3人の日本人男性がメルボルン郊外の荒野に建つ刑務所から仮釈放された。19日には、別の女子刑務所から日本人女性1人も出所予定である。
現地のマスコミからジャパニーズ・マフィアのレッテルを貼られた彼らは、10年にわたって獄中から「えん罪」を訴え続けてきた。

日本人観光客に仕掛けられた危険なワナ・・・そのあまりに不条理で過酷な運命。そして、事件の裏には驚くべき真相が隠されていた!

今から10年前の6月、オーストラリアのメルボルン空港で二重底になったスーツケースからヘロイン13kgが発見され、日本人旅行者5人が逮捕された。実は、5人は経由地のマレーシアでスーツケースを盗まれており、問題のスーツケースは現地ツアーガイドが用意したものだった。5人の日本人は警察の取り調べや裁判で無実を訴えるが、警察の決めつけ捜査や通訳の不備などもあって予想だにしなかった有罪判決を受ける。

番組では1年以上前から、冤罪を訴える彼らの獄中インタビューや無実を信じ続ける家族の様子を継続取材するとともに、今回、仮釈放による10年ぶりの帰国と家族との感動的な対面に独占密着した。

さらに、独自に3度にわたるオーストラリア・マレーシア追跡取材を行い、事件の鍵を握るマレーシア人ツアーガイドの証言など驚くべき事件の真相をつかんだ!そこに浮かび上がった恐るべき国際シンジケートの存在。日本人観光客はなぜ麻薬の運び屋とされてしまったのか?
 帰国後もなんとかしてえん罪を晴らしたいと訴える彼らをスタジオに招き、いつ私たちの身の上に降りかかってもおかしくないこの悲劇の裏側を徹底検証する。
     
<特集2>

「容疑者拳銃自殺」は大嘘!?
前代未聞!神奈川県警容疑者銃殺疑惑に迫る

1997年11月8日、神奈川県警戸部署がある衝撃的な発表を行った。「銃刀法違反で逮捕されたY容疑者が取調中に証拠品の拳銃を奪い自殺した・・・」

99年春、警察発表に不信感を持ったYさんの遺族が真相を明らかにすべく神奈川県相手に損害賠償の裁判を起こしたが、2年以上に及ぶ番組の取材の結果、様々な疑問が浮上した。

●拳銃に付いた指紋は不鮮明だとして開示しない警察
●処分されてしまった証拠品の拳銃
●斜め下45度という不自然な角度
●銃身を押さえたという左手に発射の高熱で残るはずのヤケド痕がない
●体に密着させて撃ったとは考えられない衣服の焦げ痕。 

なによりも、狭い部屋で刑事に全く気付かれずに実弾を盗み、拳銃に装填することなど可能なのか? 矛盾だらけの警察発表に科学的アプローチが迫る。 注目の判決は、放送2日前の11月22日。はたして神奈川県警が隠蔽しようとしたものは一体何だったのか? 取調室という密室で起こった謎だらけの死を徹底検証する。



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