9月14日放送

カウントダウン特集「権力への挑戦」も残すところあと3回となりました。第8弾は、ひとつの事件を通して日本の裁判制度のあり方を考えます。 「有罪判決覆らず・・・〜追跡!ロザール事件の真相〜」

ザ・スクープの花村ディレクターは、ほとんどのマスコミが黙殺してきたある事件を1年以上に渡って眺めて続けてきた。公判に通うこと11回、拘留されている被告との面会や手紙のやりとりは30回を数えた。

通称「ロザール事件」。
第二の東電OL事件とも言われるこの事件は、1997年11月、千葉県松戸市で同棲していた恋人を殺害したとしてフィリピン女性ロザールが逮捕されたことに始まる。ロザールは当初殺害を自白していたが、裁判では一貫して犯行を否認。99年9月に懲役8年の有罪判決を受けるが、高裁に控訴して闘ってきた。

取材の過程で浮かび上がった不当拘禁など警察の違法捜査の疑い。さらに、ロザールのアリバイや動機、死体検案にも多くの矛盾や疑問があった。しかし、迎えた9月4日の二審判決の結果は・・・

番組では、この事件をもう一度再検証しその真相に迫るとともに、日本の裁判制度そのものを考える。裁判制度の根幹をなすもの・・それは「疑わしきは罰せず」ではなかったのか?



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