
慶應義塾大学の稲見昌彦教授らの研究チームは、簡単な指示で小型ロボットが洗濯物を折りたたむシステムを開発した。天井カメラで床の洗濯物を把握してパソコンに表示。ユーザーがマウスで手順を示すと洗濯物を挟む機能を持つ車輪型の小型ロボットがその通りに折りたたむ。
ロボットに動作を教示するためには高度なプログラミングや時間をかけた指示が必要だが、これらを不要とした。各種ロボットへの応用や作業の高度化を進める。
開発したシステムには「フォールディー」と名付けた。パソコンとカメラ、車輪型ロボットから構成され、車輪型ロボットはサイズや機能を問わず安価なものでよいという。通常は高度なプログラミングが要求される教示を、独自のアルゴリズムにより容易にした。ユーザーは、パソコン画面に表示された洗濯物をマウスで動かすことでたたみ方を指示するか、直接カメラの下で洗濯物をたたむだけで教示が行える。ロボットができない動作を指示しようとすると、画面を赤く表示してユーザーに教える。
洗濯物の位置がずれても対応することができ、データを蓄積すれば繰り返しでの自動作業や、シャツやズボンなどの洗濯物ごとに異なる手順で折りたたむことができる。また、ユーザー間でデータを共有することもできる。