2017年11月26日(日)午前10:00放送!

50年ぶりに再会した小学校の同級生たちが…人生最大の大冒険!?
“奇妙な同窓会”からはじまる
大人のための泣き笑いロードムービー!
60歳を迎えたワケあり男女が
亡くなった仲間の約束をかなえるため、とんでもない行動に出た!?
“大人たちの青春”を描いたロードムービーが誕生!!
■ワケあり人生を歩んできた大人たちが、それぞれの思いを乗せて…おかしな旅に出発!!

 同窓会…。それは、人生の縮図を垣間見る場であり、そこには人生の悲喜こもごもが存在します。このスペシャルドラマ『最後の同窓会』の舞台となるのは、60歳の同窓会。60歳といえば、仕事や家庭にひと区切りがつき、人生を振り返る年齢です。
 そんな節目の年の同窓会に集まったのは、小学生時代、同級生だった5人の男女。ところが、「素晴らしい人生だった」と手放しで言うことができるメンバーはひとりもいませんでした。“定年退職後の人生に迷った男”“余命宣告を受けた男”“強盗事件を起こして逃走中の男”“鬼嫁に虐げられているマドンナ”“ひとり娘に拒まれている男”――。皆、さまざまな事情を抱えており、老い先も真っ暗だったのです…。
 しかし、仲間のひとりが突然死を遂げたことにより、現実を直視した彼らは決意します。亡くなった仲間と孫娘の最後の約束を果たすため、“遺体を孫娘のピアノ発表会まで送り届けよう”と…!
 もちろん、これは彼らの人生の中で、最も大胆で豪快な行動です。突如スタートした“遺体とのドライブ”は思いもよらぬハプニングの連続! 波乱の旅を続けるうち、彼らは子どもの頃のワクワクした気持ちを思い返し、生きる希望をよみがえらせていきます。

■やさしい眼差しで人間を描く名手・岡田惠和氏のオリジナル脚本!

 “奇妙な同窓会”からはじまるこの物語を紡ぎあげたのは、連続テレビ小説『ひよっこ』(NHK)など、切なく繊細な物語を描き続け、日本中に感動を届けてきた脚本家・岡田惠和氏。
 本作もまた観終わった後、「人生、捨てたもんじゃない!」とさわやかな思いが胸にわき上がる、味わい深い極上のヒューマンコメディーに仕上がっています。

■撮影現場は、“同窓会”状態!? ベテラン俳優たちが切なくも笑える物語を紡ぐ!

 小学校時代は皆のリーダーだったのに、今は冴えない主人公・高槻功を演じるのは、大ベテラン・市村正親。ミュージカル、舞台、ドラマ、映画、多彩なフィールドで圧倒的な存在感を放ってきた名優が、本作では等身大の男性を熱演します!
 また、同窓会のメンバーには片岡鶴太郎、角野卓造、でんでんら、熟練俳優たちが勢揃い。そして紅一点のマドンナ役は、松坂慶子が演じます。
 ほぼ同世代が集まった撮影現場は和気あいあいで、主演の市村が「とても楽しい現場でした。皆、同じ時代を生きて来たので、“あれを見た”とか、“これを読んだ”とか、“体のどこが痛い”とか、いちいち話が合うんです(笑)」と語るように、まさに“同窓会”状態…!?
 遺体を連れてドライブするシーンでは、男性陣が革ジャン&サングラスの“ちょいワル”風の衣装に身を包み、吉田拓郎の名曲『結婚しようよ』を熱唱! 死体を演じるでんでんの手足を片岡が歌に合わせて動かすアドリブを披露し、切なくも笑える名シーンが誕生しました。
 イイ年をした大人たちがおかしな旅を繰り広げていく、泣き笑いロードムービー『最後の同窓会』。11月の放送にぜひご期待ください!なおこのドラマは平成29年度文化庁芸術祭参加作品です。

キャスト

高槻 功(たかつき・いさお)

市村正親(いちむら・まさちか)

小学生時代はみんなのリーダー役だったが、人生で輝いていたのはそのときだけ。その後は、可もなく不可もない人生を送ってきた。定年後も嘱託として働けるとばかり思っていたのに、引きとめられることもなく、おざなりのセレモニーで送り出され、妻からも適当にあしらわれ、独立した子どもたちも無関心。つまらない人生だったと落胆していた矢先、同窓会の誘いを受けて…!?

米倉正一(よねくら・しょういち)

片岡鶴太郎(かたおか・つるたろう)

小学生の頃から影が薄く、ただニコニコと笑っていただけの印象しかない男だった。同窓会でも同じように微笑んでいるだけだったが、実は強盗事件を起こして逃亡中で…!?

坂田典夫(さかた・のりお)

角野卓造(かどの・たくぞう)

功の小学校時代のクラスメート。親の介護もあって結婚しないまま、この年齢になった。親が他界し、介護から解放された後は、趣味のカメラや車に金をつぎ込んできた。つい最近、すい臓がんで余命2年と宣告され、かつての仲間たちにどうしても会いたくなり、同窓会を企画して…!?

田村 実(たむら・みのる)

でんでん

功の小学校時代のクラスメート。過去に浮気をしたせいで、ひとり娘と折り合いが悪く、妻が亡くなった後も一緒には暮らしてもらえずにいる。生きがいは孫娘だが、めったに会うこともかなわない。心臓に持病があり、同窓会の翌朝、突然死してしまう。

花岡真知子(はなおか・まちこ)

松坂慶子(まつざか・けいこ)

小学校時代はクラス委員を務め、皆のマドンナだった。功の初恋の相手でもある。息子夫婦と同居し、幸せな老後を送っていると話していたが、実は亡夫の借金を嫁に責め立てられ、自由に使える金もなく、肩身の狭い生活を送っていた。

ストーリー

 三流商社勤務の高槻功(市村正親)はその日、定年を迎えた。形ばかりのセレモニーで送り出されて帰宅したところ、妻の英子(かとうかず子)は友人との旅行にいそいそと出かけて行くところだった。「つまんねぇ人生だなあ」――。思わずそうつぶやいたとき、小学校時代の同級生・坂田典夫(角野卓造)から、同窓会の誘いの電話が入る。先日、欠席の返事を出していた功だったが、典夫から「俺たちのリーダー・功ちゃんがいないとはじまらない」などとおだてられ、顔を出すことに決めた。
 しかし当日、会場の小さなスナックに到着してみると、集まったのは功のほか、幹事の典夫、お調子者の田村実(でんでん)、影の薄い米倉正一(片岡鶴太郎)、マドンナの花岡真知子(松坂慶子)のたった5人。同窓会とは名ばかりで、幹事の坂田が当時、仲のよかった5人を集めただけの会だったのだ。ガッカリしつつも懐かしさがこみ上げ、すぐにかつての関係に戻る5人。皆、それぞれワケありだったが深くは語らず、大いに見栄を盛り込んで近況を報告し合っていく。
 ところが、坂田が余命宣告を受けたことを告白したのを機に、それぞれのウソが次第に明らかになっていく。幸せな同居生活を送っていると話していた真知子も、会場に乗り込んできた息子夫婦に強引に連れ戻されてしまった。
 しかし、ハプニングはそれだけで終わらなかった…。明け方、ウトウトした功たちが目覚めると、なんと実がひっそりと死んでいたのだ。暗く沈んだ気持ちになった一同は「どうせ、この先いいことなんてないんだよな…」などネガティヴな愚痴を語り合う。
 そんな情けない会話を聞いてなぜか無性に腹が立った功は「こんなしょぼい終わり方で同窓会を終わってたまるか!」と一喝。実が「死んでも行く」と話していた孫娘のピアノ発表会の会場まで、実の遺体を連れて行ってあげようと、一同に提案する。
 その後、功たちは自宅に連れ戻されていた真知子をなんとか奪還! こうして、実の遺体を連れた、奇妙なドライブがはじまるが…!?


コメント

市村正親 コメント

「台本を読んで、まず“いい物語だなぁ”と思いました。どことなく『スタンド・バイ・ミー』の雰囲気が漂っていて、非常にやりがいのある作品だと感じましたね。自分の同窓会とも重なるところが多々あり、深刻な会話を交わす場面では“こういうことってあるよな”“切ないなぁ”としみじみ実感しました。5人が車の中にひしめき合う形で撮影しましたが、とても楽しかったですね! (松坂)慶子さんとずっと近くにいることができてうれしかったのはもちろんですが、皆、同じ時代を生きてきたので、“あれを見た”とか、“これを読んだ”とか、“体のどこが痛い”とか、いちいち話が合うんです(笑)。現場では、皆で鶴ちゃん(=片岡鶴太郎)に健康法を教えてもらいました」

片岡鶴太郎 コメント

「台本を読んでキャスティングを聞いたとき、この作品は絶対にいけるなと思いました。まさに最高の“座組み”ですね! キャストの皆さんとは話も合うのですが、なぜかトイレに行くタイミングまでピッタリ合いました(笑)。同級生でなければ出てこないような言葉を台本が綿密に表現していて、角野卓造さんが病名を告白するところなどは素晴らしいお芝居で、もしや本当に病気なのではと思ってしまうほどでした(笑)。
 私は死体を生きているように見せるため、操り人形のように動かす役だったのですが、死体役のでんでんさんがかなり自主的に動いてくれたんです。死体なのに運動量が多かったでんでんさんは皆の中でいちばん汗をかいて、衣装さんに怒られていました(笑)」

角野卓造 コメント

「最初に台本を読んだとき、2、3回泣きました。でも撮影現場に来たら、笑ってばかりでしたね。同世代なので、皆、ひざが痛かったり、ほかにも具合が悪いところが同じで…(笑)。とにかく撮影がとても楽しかったですね。私はすい臓がんで余命宣告されたのを機に仲間に会いたくなって同窓会を呼びかける男の役でしたが、皆が集まった場面を撮影したときは本当にすい臓あたりに何か異変がありそうな気がして参りました(笑)」

でんでん コメント

「死体役は何度か演じたことがありますが、こんなにアクションが多くて疲れる死体は初めてです(笑)。だって、生きているときより動いているんですから!
 僕自身、毎年、少人数で同窓会を開いていますが、感じるところは同じだなと、台本にものすごくリアリティーを感じました。ドラマをご覧になった皆さんにほろりと泣いていただくことができたら、僕らが表現したかったことが達成できたなと思えるはず。ぜひ多くの皆さんに観ていただきたいですね」

松坂慶子 コメント

「私は市村正親さんの大ファンでよく舞台も拝見していましたが、市村さんをはじめ、皆さん本当に素敵な方ばかり。皆さん、“人間力”があるから話題が豊富で、ちょっとした空き時間にお話しを聴くのも面白くて、毎日現場に来るのが楽しみでした。
 岡田惠和さんの台本は大変素晴らしく、“さすが!”のひと言。心の琴線に触れる素敵なお話で、監督がそれをさらに盛り上げて面白く演出してくださいました。仲間が死んでしまうという、哀愁も感じさせられる物語なのですが、こんな明るい死人は見たことないですし、すべてにおいて突き抜けた素晴らしさがありました。キャストの皆さんの“底力”を感じる作品でした」

スタッフ

(脚 本)

岡田惠和

(監 督)

内片 輝

(プロデューサー)

大川武宏(テレビ朝日) 池田邦晃(テレビ朝日)
渡辺良介(大映テレビ) 熊谷理恵(大映テレビ)

(制 作)

テレビ朝日
大映テレビ