|
|
|||
|
前回まで 警視庁高田署で、警察の内部情報を漏洩していた疑いが発覚した。同署では先月30日、客に賭博ポーカーをさせていた疑いで、管内の風俗営業店オーナー、富岡晴蔵(54)を逮捕したが、その際富岡容疑者が「摘発は来週のはずだ」と漏らした。確かに摘発は翌週の予定だったものが前倒しして行われており、警察の内部情報が漏洩していたことになる。富岡容疑者はその後の取り調べでは完全黙秘を貫き、背後関係は不明のまま賭博容疑で起訴された。 高田署の署内では富岡容疑者と、生活安全課のある課員が親しい間柄だったことは、「公然の秘密」になっていたという。生活安全課の大川伸朗課長は「課員と富岡容疑者は、捜査活動の中で知り合ったらしい。だが、それ以上の関係ではない」と否定しているが、今回の内部情報漏洩に関して高田署は同課員に対しての聞き取りも、取り調べも行っていない。 去年不祥事続きで話題になったある県警では不祥事案の「公表率」は、結局1/2にも満たなかった。当初明るみにでた不祥事はほんの「氷山の一角」で、県警内では釈明会見を行っている日にも他の部屋で金銭の不正な授受がおこなわれていた。高田署でも同じ事がおきているという証拠は何もないが、警察の仲間意識の強さ、それゆえの自浄作用の欠落ぶりは国民全体の警察への信頼感を大きく損なう結果となった。 「警察にはチェック機能が欠落している」国家公安委員長にそう言わしめる異常さが、今の警察にはある。 「警察職員は、清廉にして、堅実な生活態度を保持する」昭和59年に定められた「警察職員の信条」にはそう明記されている。いや、そんなものを持ち出すまでもなく、警察官は清廉、潔白であるべきだ……国民の大半は自然にそう思っているはずだ。 我々の社会は、犯罪の摘発・予防を委ねる為に警察に強大な権力を認めている。そんな権力を行使する人間が、清廉でない筈がない……。国民の警察への感情と、今の警察の実状は大きくかけ離れている。 警察内部の腐敗と堕落−−−彼らが手錠をかけるべき相手は隣にいる同僚かもしれないというのは皮肉である。 >桃井 バックナンバー |
|||
|
|
|||
|
|||