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第31回テレビ塾リポート①~ドラマ『相棒』・プロデューサーの仕事~

投稿日:2013年06月20日 14:21

 

大人気ドラマ『相棒』をテーマに、6月11日(火)「第31回テレビ塾」を開催しましたdouble exclamation

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2000年6月に土曜ワイド劇場でスタートし、2002年10月から連続ドラマとしてシリーズ放送された『相棒』先日、2013年10月~『相棒 season12』の放送、2014年春に『相棒 劇場版Ⅲ』の公開が発表されたばかりdouble exclamation

そんなヒットドラマはどのように誕生したのか・・

『相棒』の生みの親である松本基弘ゼネラルプロデューサー(以下、松本GP)と“伊東Pブログ”でファンにはおなじみの伊東仁プロデューサー(以下、伊東P)の“『相棒』の相棒”ともいえる2人が、プロデューサーの仕事やドラマの舞台裏などをお話ししましたるんるん (音符)ぴかぴか (新しい)

 

その中から、今日は「プロデューサーの仕事」と「番組の制作過程」、明日は「『相棒』制作秘話」と2回に分けてお届けしますひらめき

 

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◆ドラマのプロデューサーとはどんな仕事?

プロデューサーの仕事は本当に多岐に渡るので、説明するのが難しいのですが・・。基本的には “企画作り。どういう作品を作るのかを決め、脚本家と協力してストーリーの方向性を決める” “登場人物のイメージに合うキャストを集める”というのが主な仕事です。他にも宣伝からDVD製作など、番組の全てのことに関わる仕事です。

では、プロデューサーとディレクターの役割の違いは?

ディレクターは、いわゆる「監督」です。プロデューサーが番組の予算、脚本、キャストなど番組作りに必要な要素を揃えたら、監督がそれらを使って映像化する。番組をレストランに例えると、監督(ディレクター)はシェフでプロデューサーは総責任者ですね。

 

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▲『相棒season11』第1話SPの台本を披露

「台本では同じくらいのページ数でも、間の取り方、音楽、撮影の仕方によって全然違うんです。3ページを1カットで撮ってしまう監督もいれば、ポジションを変えたりして10カット撮る監督もいるんですよ。ただどちらが“正解”ということはないんです。と、それぞれのシーンが実際にどのように撮影され、放送されたのか比較しながら映像を見せました。

 

◆相棒ができるまで~制作過程~

①ネタ打ち合わせ:なにをテーマとするか” “どういうストーリーにするか”脚本家とプロデューサーで2時間ほどかけて話し合います。

②プロット打ち合わせ:脚本家が書いてきたあらすじを元に打ち合わせ。犯人や動機がこれでいいかどうか・・2~5時間の話し合いを何度も重ねてあらすじを決めていきます。

③台本打ち合わせ:あらすじが決まったら脚本家が数週間かけて「セリフ」と「ト書き」にした台本にします。A4サイズで30~40ページくらい(1時間モノ)。それを元に通常2~5時間の打ち合わせを3回ほど行うのですが、これまで最多17回かかったことも・・!

 

④撮影準備:キャスティング、ロケハン(ロケーションハンティング)撮影する場所を決めて交渉。事件ものだと、「ここで人が死ぬんですけどいいですか」とか聞かなければいけない。普通嫌ですよね・・なかなか貸してくれる場所はないので、そういった場所をひとつひとつ探すのもとても大変!その他、美術打ち合わせやセットの組立、衣装合わせ、撮影スケジュールの決定など。2話分の準備だけで2週間くらいかかります。

⑤撮影:いよいよ実際に撮影し収録します。2話分の収録に1日5~15時間、17日間ほど撮影をするのですが、実際に放送で使うのは5~7分くらいにしかならないんです。

⑥仕上げ=編集:放送時間ぴったり合うように編集します。また、画質や色調整を行い、音楽やドアを開ける音などの効果音をひとつひとつ追加。電話で話しているような声など、各セリフの調整も行います。

⑦納品&放送:放送用テープで納品。その後、チェックを経て放送されます。

 

お話しの中では、現在撮影中の「相棒 劇場版Ⅲ」の香盤表(スケジュール)を特別に披露!出演者の名前が書きこまれた、普段目にすることのできないものにみなさん目がくぎづけ目ぴかぴか (新しい)

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明日はより具体的に、『相棒』の誕生秘話や舞台裏のお話しをお届けします!

 

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コメント

監督の和泉聖治さんはじめ森田さんや他の監督の皆さんの力量は素晴らしい。御社制作のドラマの中では相棒がダントツです。何回、見直してもあきません。

相棒のファンで全て見ています。次回の新相棒は寺脇さんと聞きました。大賛成です。ドラマの内容も完璧です。10月から楽しみです。可能なら官房長も生き返らせて下さい。私はこのドラマが一番好きです。

相棒をプレシーズンからずっと観続けています。

ドラマや映画が出来る過程を興味深く読ませていただきました。

相棒はどのドラマより別格で私にとっては生活の一部です。

これからも良い作品を作り続けてください。

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