プロフィール

2001年、日本女子大学 文学部
卒業。 同年、テレビ朝日入社。
政治部記者
「朝まで生テレビ!」進行

過去のコラム

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「朝まで生テレビ!」30周年

投稿日:2017年04月25日 11:45

永田町で取材する際、カメラが回っていない場所では基本的にオフレコ扱いになる。

移動中など僅かな時間の合間を縫って記者は質問を繰り出し、政治家はそれに応える。

対象者との距離の近さは、小声を聞き取るための策であり、

「ここだけの話」を聞き取れる関係性をも表す。

 

政治家の記者会見には常にカメラが入るので、オンレコ取材だ。

政治家の真正面にカメラが構えられ、それを背負った形で記者が挙手する。

共謀罪、憲法改正、天皇陛下の退位など。

政治家は質問者に答えると同時に、カメラの先へと言葉を発する。

 

もっとも日常生活においては、カメラが回っていないことが大半だ。

確かに撮影中はそれなりに身構えるし、簡単には真意も話せない。

オンとオフは、本音と建て前でもある。

 

ところが、田原総一朗さんにはそれがない。

カメラがあろうとなかろうと常にオン状態で、相手にも同様を求める。

「どう思う?」「なんで?」放送中はもちろん、CM中も議論は継続し、

放送後のメイク室でも、打ち上げの会議室でも、議論は続く。

結果、互いの本音だけがその場に残る。

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「朝まで生テレビ!」の放送開始から30年が経つ。

 

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先日、30周年を記念してパーティが行われ、歴代のパネリストやMCが集まった。

再会を懐かしみ、話に花を咲かせ、気づけば激論になっていた。

言論の自由。

むしろ、言論は自由だ。

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