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『live image 15 quinze』 NAOTOインタビュー

投稿日:2015年04月13日 12:00

今年で15周年を迎える、リラクシング系コンピレーション・アルバム「image」と連動した人気コンサート『live image 15 quinze』を、4月18日(土)川口リリアメインホール公演(SOLD OUT!)を皮切りに、全国7か所8公演で開催。(東京国際フォーラムホールA公演は、5月16日(土)17日(日)の2days) 詳細・チケット購入はこちら

image全員

アニバーサリーイヤーとなる今回は、2012年に惜しまれつつ卒業した加古隆が復帰するほか、小松亮太 with 大貫妙子、ゴンチチ、 高嶋ちさ子、NAOTO、 葉加瀬太郎、 羽毛田丈史、LE VELVETS(※東京のみ)が出演。出演者インタビューの第5回は、NAOTOさんです。

NAOTOインタビュー

―15周年を迎えるlive image、これだけ長く続いてきた理由は何だと思われますか

それは、やっぱり一粒で7度も8度も美味しいからじゃないですか(笑)日本が誇る素晴らしいミュージシャンが一堂に会して、それをお客さんが一度に観られる。これに尽きると思います。

―今年のNAOTOさんのステージは

僕は僕らしく明るく楽しいステージにできれば。僕がずっとやり続けているのは、ヴァイオリンでポップスを表現するということ。そのポップ感を全面に出して「ヴァイオリンってこんなに楽しい楽器なんだよ」ということを、みなさんに分かってもらえたらいいなと思っています。

―昨年は情報番組のテーマンソングにもなっている新曲「HIRUKAZE」を披露されて、会場中のお客さんが手拍子で参加して盛り上がりました。今まで意外とこういうのってなかったですよね

ほかの出演者の方は、ドラマや映画のテーマソングを担当していたりするので、映像と音楽の妙を楽しんでいただくというやり方になりますよね。僕は主がライヴなので、映像とのリンクということよりも、ふだん自分のライヴで楽しくやっていることをそのままimageのステージでもやらせてもらっています。「HIRUKAZE」は番組のテーマソングでもあったというだけで。そういう意味で、演奏で会場を楽しく盛り上げるというのがlive imageのなかで僕の役割なのかなと思っています。

―ポッパァということで、ステージを所狭しと動き回って時にはジャンプしながら、ブリッジしながら演奏されます。体力も必要ですが、幼少から身体づくりも意識されてきましたか

僕は3歳からヴァイオリン、5歳から水泳を始めました。水泳は、風邪をひかないようにというぐらいの意識で、体を鍛えようとは全く思っていませんでしたね。高校生くらいまではガリガリに痩せていて今と同じ身長で48キロしかなく、首も今のように太くなかったです。水泳って肩周りに筋肉がつかないと泳ぐスピードがあがらない。だから中学生のときに、自分の肩がこれからもなで肩決定!と思ったときに、限界に気づきました(笑)

僕の演奏スタイルにとって、筋力も大切ですが、体重を増やさないことのほうが大切なんです。体重が増えると身体が重くなって全体的に負荷がかかりますから。気にすることはそれだけですね。ヴァイオリンを弾くのに必要なのは、腕の筋肉です。だからといって、特に大人になってから腕の筋肉量をいきなり増やしたりすると、その重量によって腕の反射速度が遅くなる。僕はそれが嫌なので、ジムによく通っていた時期もトレーナーさんに「腕にこれ以上筋力をつけるようなメニューはやめてください」と注文をつけていましたね。

―ヴァイオリンを弾きながらの様々な動きというのは、本来クラシックにはないもので、練習されたりしたのでしょうか

いっさい練習したことはありません!(笑)飛んだり跳ねたりその他諸々は、ライヴ中にお客さんに喜んでもらおうと思ってノリで始めたこと。ヴァイオリンを弾きながら身体を左右に振るのは、腰から動かせば上体はそのままですから問題なし。腕だけ振るとき、飛んだり跳ねたりするときは、それが出来る曲、出来るフレーズを選んでいますから。

大切なのは体幹(肩から腰まわりまでの胴体部分)で、腰で立つということですね。僕はレコーディングの時は基本的にいっさい動きません。マイクとの距離を考えると、少しでもずれたら音の届く角度も変わりますしね。楽器を下げるということも僕はナンセンスだと思っています。楽器の角度などヴァイオリンの構えが自分のなかできちんと決まっているからこそ、自信をもってポジション移動もできるし、移弦もできる。ブリッジをしながら弾くときでも、その時の身体の状態で弓をどの角度で構えればいいかということがわかっています。だから弾けるんですよね。

―NAOTOさんはlive imageの初回から2006年までimageオーケストラのコンサートマスターを務められました。2007年からは藝高・藝大の同級生、相川麻里子さんに引き継がれていますが、振り返ってみていかがですか

僕がオーケストラのメンバー集めをさせていただいて、メンバーになってくれた、みんなに付き合ってもらって。その頃、僕らは25、26歳でその時の誘い文句が「大人になってもう一度修学旅行をやらない?」だったんですよ。みんなそれぞれ仕事をしていて、ツアーでも行かない限りは改めて予定組んで旅行するなんて出来ないですから。僕は大阪に実家があるんですけど、両親よりも一緒に過ごしている時間が長い方ばかりなんですね。2ndヴァイオリンの伊能修くんとは14歳からの付き合いだったりしますし。

そんな人たちと仕事という名のもとに旅行できたらいいねといって始まったのが、まさか15年、毎年楽しい修学旅行が続くとは…うれしいことですね。羽毛田丈史さんもよくおっしゃっていますけど、live imageが2年目の時点でもこれからも続くとは本当に思ってもいませんでした。

その後、僕がコンサートマスターを辞めるときには、公表前にちゃんとみんなに伝えました。それでオーケストラを続けるかどうかを各自が決めて、今も頑張ってくれている方もいます。ソルフェージュの教室が一緒で中学3年生から知っている相川さんが、次のコンサートミストレスになって。何かこうやって話していると随分昔のことのような気もしますね(笑)

―オーケストラのメンバーに求められる技量、演奏量はハンパないですよね

あれだけ多岐に渡るアーティストの曲の音楽的なものを完璧に理解して表現することは難しいと思うんですよ。各アーティストは全く違いますし、当然求めているものも違うので。ただ書かれている譜面を見てあっさりと弾けるレベルじゃないとダメだと思います。もっといえばそのレベルを軽く越えてくれる人じゃないとダメだということは、僕は初めから思っていたし、相川さんもそのことをわかっているはずです。だからメンバーはスゴイ人たちです。僕もコンサートマスターとして最初にいい人たちを連れてくることができてよかったなと思いますね。

―live image15周年の今年、NAOTOさんはデビュー10周年を迎えられます

よく10年もったなというのが正直な感想です。これまで応援してくださったファンの皆さんには本当に感謝しています。

―10周年を機に振り返って印象に残っていることは

本当に楽しいことがいっぱいありましたけど、やっぱりライヴですね。デビューツアーで、「なんばHatch」の袖から舞台の真ん中に立って、照明でパッと明るくなって見えた客席が満員で。「お客さんがいる!」と思ったあの時の光景は一生忘れないと思います。

大きな箱でしたし、いくらチケットが売れていると言われても信じられなくて。この目で見てもまだ大きなドッキリなんじゃないかと思ったり(笑)お客さんの顔を見ると、当然ながら知らない人ばかりで、しかも全員僕の顔を見ている!(笑)それでようやく「自分はメジャーデビューして、これから始まるんだ」ということを実感しました。デビューアルバム「Sanctuary」の1曲目「Solitude」を弾く時点で涙がこぼれそうで、「最初から泣いている場合じゃない」って必死でこらえていましたね。

5周年のJCBホール(現在の東京ドームシティホール)でのライヴでは、「ああ、やりたいことが出来るって幸せだなぁ」と思いながら、花道を歩いていました。これまでのライヴ、ツアーのことは、ほとんど映像で覚えていますね。

4月に開催した10周年のライヴでは、僕らしくバンドサウンドなライヴが出来て嬉しかったですね。昔から応援してくださっている方にも、初めていらっしゃる方にも楽しんでもらえるように、まさに僕の10年間の集大成というセットリストを考えました。たくさんの方にご来場いただいたのも嬉しかったですが、デビュー当時からサポートしてくれているスタッフ、ミュージシャンと10周年を迎えられたことも嬉しかったですね。

それから、東日本大震災の後に行った仙台のライヴハウスでのライヴも心に残っています。震災でイベンターさんの発券業務が出来なくて、ライヴが出来るかどうかも最後までわからない状態でした。最終的に出来ることになって、大変な状況にも関わらずたくさんのお客さんが来てくれて。僕はみなさんから「ありがとう」と言われて、本当にこちらが感謝したい気持ちになりましたね。

―震災のとき、人の心にダイレクトに訴えて潤し、寄り添うことができる音楽家という職業を改めていいなあと思いました。その一時のおかげで頑張れる、生きていく気力が湧くという人も多いんじゃないでしょうか

僕はいまだにミュージシャンが人々の力になれるのか、ミュージシャンが世の中で果たせる役割は何なのかということに、自分のなかで答えがでていなくて。仙台でのライヴをきっかけに、「音楽をやっていてもいいんだな…」と続けていく理由をもらったような気がしましたけど。ほんの少しの間でも心が落ち着いたりハッピーな気持ちになれたり、音楽ってそれだけのことでもいいんだな。ようやく最近そう思えるようになってきた感じですね。

―NAOTOさんは何歳までヴァイオリンを弾いていたいですか

本音を言えば死ぬまで弾いていたいですよ。でもそれは無理だから、肉体的に衰えて自分の思い描くヴァイオリン演奏ができなくなったときには潔くやめます。プロとして人様からお金をいただいて演奏している以上、自分のなかでそれに値するレベルでなくなったと判断したときですね。

僕が敬愛するイツァーク・パールマンは、今69歳ですけど、僕もそれくらいまで弾けたらいいな…(笑)一番よく手が動いていた16~18歳くらいと比較すると、今も同じレベルで弾けるものの、40歳すぎるとそのコンディションに持っていくまでの時間はどうしてもかかります(笑)ウォームアップなしでブルペンに行って突然155キロの球を投げることは今やムリなわけで…。

まずは50歳まで。ブリッジしての演奏を出来ることを目標にします。これは自分のなかでイケるなという感触があります。そして60歳まで。今と同じようにヴァイオリンでポップスを表現していたいです、ちゃんと。

―live imageもずっと続きそう(笑)と勝手に想像していますので、これからも素晴らしい演奏を聴かせてください。まずは今年のimageを楽しみにしています

そうですね、今年もお客さんに楽しんでいただけるステージをお届けしたいと思っています。


◆NAOTOプロフィール 1973年大阪生まれ。東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。これまでに6枚のアルバム、楽譜、DVDを発売。ドラマ「のだめカンタービレ」では出演、演奏指導、楽曲提供で一躍注目を集める。作曲家としてCM、番組への楽曲提供や大泉洋らが所属するTEAM NACSを始め、多数の舞台音楽を担当。カレーのソムリエともいえる「カレーマイスター」の資格を取得するなど活動は多種多彩。ポップスを表現する唯一無二のヴァイオリニスト。

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