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カバーポップスの音楽会

投稿日:2018年03月17日 10:30

海外のヒット曲に独自の日本語歌詞を付けて、日本の歌手が歌ったカバーポップス。今週は1950年代後半から60年代前半にかけて大ブームを起こしたカバーポップスの名曲を、さまざまなアレンジでお届けしました。
 「ラストダンスは私に」「ダイアナ」「可愛いベイビー」「ヴァケーション」といった曲はそれぞれ時代の空気を伝えるヒット曲であると同時に、当時をまったく知らない者にとっても耳なじみのある名曲だと思います。
 ポール・アンカの「ダイアナ」に平尾昌晃盤と山下敬二郎盤があったように、当時は同じ曲を同時期に別の歌手が歌うことも盛んに行われていたのがおもしろいですよね。カバー曲であるがゆえに、だれの持ち歌でもないということなのでしょうか。ひとつの曲を別の歌手で聴き比べることができるのは、まるでクラシックの名曲のようです。
 海外のヒット曲がわずか数か月のタイムラグで日本に入ってきたというのも驚きです。インターネットが発達した現代であればなんの不思議もありませんが、50年代後半から60年代前半という時代を考えれば、これは驚異的な情報の伝達速度だといえるでしょう。
 「レモンのキッス」と「情熱の花」はどちらもクラシック音楽が原曲です。「レモンのキッス」の原曲は、ポンキエッリのオペラ「ジョコンダ」より「時の踊り」。オペラ「ジョコンダ」は人気作とはいえませんが、この「時の踊り」の部分だけはディズニー映画「ファンタジア」で使用されたこともあって、広く親しまれています。この曲、どういうわけか、テレビCMでよく使われる印象があります。ナチュラルで清潔感のある曲調が好まれているのかも? 「情熱の花」はベートーヴェンの「エリーゼのために」が原曲。こちらはピアノ学習者が憧れる超有名曲ですね。

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