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青少年のための管弦楽入門の音楽会

投稿日:2017年04月23日 09:30

20世紀イギリスを代表する作曲家といえば、まっさきに名前が挙がるのがベンジャミン・ブリテン。代表作にオペラ「ピーター・グライムズ」や「戦争レクイエム」、日本の皇紀2600年を祝うために委嘱された「シンフォニア・ダ・レクイエム」といった作品があります。これらは非常にシリアスな作風の曲ばかりですが、本日ご紹介した「青少年のための管弦楽入門」はとても親しみやすくて明快な作品です。オーケストラへのガイドとして、これほど世界中で親しまれている曲はないでしょう。
 この「青少年のための管弦楽入門」が非凡なのは、入門者へのガイドとして実用的な機能を持つ一方で、純粋に音楽作品として鑑賞可能な芸術性も兼ね備えているところ。大人向けの通常のコンサートのプログラムで演奏されることも珍しくありません。その場合は、本日の石丸さんのようなナレーション役を置かずに、オーケストラのみで演奏されます。ナレーションなしでも、ちゃんと曲として完成されているんですよね。各奏者のソロの妙技を堪能できて、スリリングでパワフル。ブリテンの巧みな手腕を感じます。
 番組中で池辺晋一郎さんがおっしゃっていたように、最大の聴きどころは終盤でフーガ主題に冒頭主題が重なる場面。あまりのカッコよさに鳥肌が立ちます。
 「青少年のための管弦楽入門」の冒頭主題は、イギリス・バロック期の作曲家、ヘンリー・パーセルの劇音楽からとられました。20世紀のブリテンから見れば、ずっと古い時代の先輩作曲家から主題を借りてきたということになります。どこか厳かで典雅な雰囲気が漂っています。
 このパーセルの主題はゲーム音楽にも登場します。ロール・プレイング・ゲームの古典的名作「ウィザードリィV」のオープニングテーマは、この主題を変形したものでした。ベテラン・ゲーマーの方にはご記憶の方もいらっしゃるのでは?

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コメント

「青少年のための管弦楽入門」は小学校と中学校の「レコード鑑賞」の時間に聴きましたが、当時はこの曲のありがたみが分かりませませんでした。今回、解説、ナレーション、映像とともに40年ぶりに拝聴し、こんなに素晴らしい曲だったのかと、目から鱗が落ちる思いでした。演奏はもとより、ナレーションも良かったです。素晴らしい企画をありがとうございました。

本日の企画素晴らしかったです。もちろんナレーション付きは初めて拝見いたしました。気付けば番組時間いっぱいの演奏だったのですね。楽器の名称や特徴やそしてオーケストラの配置まで大変勉強になりました。本日演奏の東京シティ・フィル様の演奏会に28日出掛ける予定です。楽しみです。

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