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【12月26日放送】
楽園の住人
師走の四 兵庫・淡路市
〜淡路の里 夫婦の和紙工房〜

兵庫県淡路市が舞台。今年11月、紙すき体験ができる『和紙工房 松鹿(しょうろく)』をオープンした奥田好治さん(65歳)と妻の恵美さん(61歳)が主人公です。
淡路市で生まれ育った好治さんは28歳の時に恵美さんと結婚。日頃から何か打ち込めるものを探していた好治さん。恵美さんが和紙で小物を作っているのを見て「和紙を自分で作ってみたい!」と紙すきを始めました。新たな生きがいを見つけた好治さんでしたが、56歳の時、上顎ガンが見つかります。治療によって寛解した時「定年後は和紙職人として生きたい」という思いが芽生え、恵美さんも快諾しました。2010年に定年退職すると、さらに紙すきの技術を磨き、今年11月には淡路市長澤地区の古民家を借りて『和紙工房 松鹿(しょうろく)』と『ギャラリーながさわ』をオープンしました。
生まれ育った淡路島から、和紙の魅力を伝えようと、紙すきに励む好治さんと、夫を支える恵美さんの、心豊かな暮らしをご紹介します。

築100年の古民家を借り、今年11月にオープンした『和紙工房 松鹿(しょうろく)』。和紙に出会った好治さんは、道具を作るために木工を始め、歴史を学び、書道を習いました。和紙作りを通して“やりたいこと”が次々と見つかっている好治さんです。

和紙作りは、まず原料となる“コウゾ”の刈り取りから始まります。原木を蒸し、柔らかくなった皮を剥く“剥皮(はくひ)”。表面の黒い部分を取り除く“黒皮剥ぎ”など様々な工程を経てようやく和紙の元となる“紙料(しりょう)”が完成します。手間隙をかけて1から手作業で行なっています。

この日、引率の方と一緒にフィリピンの女性3人が紙すき体験にやってきました。好治さんは、日ごろ練習している英会話で工程を説明します。すいた和紙に紅葉などを散りばめ、思い思いの和紙が出来上がりました。海外の方にも和紙の良さを知ってもらいたいと願う好治さんです。

京都からやって来た長男の晃介さん。好治さんがすいた和紙に、晃介さんが撮影した淡路島の風景をプリントして、絵はがきを作っています。他にも工房のHPを作成するなどして、家族みんなで好治さんをサポートしています。

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明石海峡大橋ブリッジワールド

明石海峡大橋の空中散歩。高さ約300メートルの塔頂から見る景色は圧巻です。冬の間はお休み。毎年4月から11月にツアーを開催しています。お問い合わせは2月以降にお願いします。

電話:078-784-3396
問い合わせ可能期間:
2月1日〜11月30日
午前9時〜午後5時

ツアー開催期間:4月〜11月
木曜〜日曜、祝日
ツアー料金:大人3,000円

道の駅 東浦ターミナルパーク
やま高

明石海峡で獲れた淡路のタコを丸ごと鉄板で焼いた“たこ姿焼”。淡路島にお越しの際はぜひご賞味ください。

電話:0799-74-2707
営業時間:午前9時〜午後5時

たこ姿焼:1,050円

和紙工房 松鹿(しょうろく)

工房では、好治さんがすいた和紙を販売しています。また、紙すき体験もできます。お越しの際はご予約をお願いいたします。

電話:090-3992-6243
営業時間:午前10時〜午後4時
不定休

体験料:500円〜

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