長野県安曇野市でカフェを営む松原美樹子さん(54歳)と娘の優美さん(27歳)親子が主人公です。
美樹子さんは調理師だった母とみ子さんの影響で、小さい頃から料理が好きでした。いつか、母と一緒に飲食店を開きたいと考えていました。しかし、母が高齢になり美樹子さん1人でお店の準備を進めていました。有明山の麓に、思い描いていた通りの場所を見つけます。娘の優美さんが手伝ってくれることになり、2011年5月、念願だった「ありあけ山のcafe」をオープンします。
美樹子さん手作りのランチやケーキなどでお客様を笑顔にしています。
母と娘でカフェを営む美樹子さんと優美さん。
そんな2人を支える松原さんご家族を紹介します。
お店では、美樹子さんが調理を担当し、優美さんが接客と飲み物を担当しています。美樹子さんが手作りする料理とケーキ、優美さんの接客、そして目の前に広がるリンゴ畑がカフェの人気の秘訣です。安曇野市の自然の中、ゆったりとした時間を楽しむことができます。
1日15食限定の日替わり昼定食は、地元の旬の食材を使った美樹子さんの手料理を楽しめます。さらに、ケーキも毎日、数種類作り、お客様を飽きさせません。この時期は、紅玉という品種のリンゴを使ったタルトが人気です。11月いっぱいはリンゴタルトが味わえる予定です。
閉店後、優美さんは自宅に帰りますが、美樹子さんの仕事はまだ続きます。翌日の営業の為にケーキなどの仕込みを行います。遅くまで仕事し、朝も早朝から準備を始めるため、お店の奥の部屋に泊まり込みです。
大変ですが、お客様にいろんな種類のケーキを味わってもらいたいと頑張っています。
翌日が定休日の時は1週間ぶりに自宅へ帰る美樹子さん。久しぶりに家族が全員揃う食卓、美樹子さんは愛情込めて、おでんやイカの炒め煮などを作りました。美樹子さんが居ると、普段より食卓が賑やかだという皆さん。夫の利美さんも久しぶりに美樹子さんと一緒に食べる夕食に満足そうです。
この日、美樹子さんの知り合いの演奏家にお願いして、定員20名の演奏イベントが行われました。夫の利美さんも手伝いに来てくれて、駐車場の誘導係として活躍。来店してくれたお客様たちは、美味しいケーキと飲み物を食べながら心ゆくまで生演奏を楽しみました。