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【10月10日放送】
楽園の住人
神無月の弐 福島・大内宿
〜宿場町の古民家茶屋〜

舞台は、江戸時代の宿場風情が人気の観光地、福島県下郷町(しもごうまち)にある大内宿(おおうちじゅく)。埼玉県からUターンし、喫茶店『茶房やまだ屋』を開いた諸岡久美子さん(57歳)が主人公です。大内宿出身の久美子さんは、24歳の時、夫・洋一さん(63歳)と出会い結婚。埼玉県に自宅を構え、3人の子供を育てました。
両親は大内宿で民宿と土産物店を営んでいましたが、高齢のため2002年に民宿を廃業。いずれは家を継ぐ予定だった久美子さんは、民宿のスペースを改装し、今年7月に『茶房やまだ屋』をオープンしました。現在は次男の泰之さん(30歳)もお店を手伝ってくれています。
築400年とも言われる古民家で、ゆったり寛げる喫茶店を営む諸岡さん親子をご紹介します。

古民家を改装した「茶房やまだ屋」。梁や建具をそのまま活かした店内は漆喰の壁を基調として、棚には久美子さんが趣味で集めた小皿などが飾られています。自在かぎが吊るされた囲炉裏の席に座れば、時間の経つのも忘れてしまうほどリラックスできますよ。

「茶房やまだ屋」の人気メニュー、米粉を使ったシフォンケーキは、プレーン・抹茶・エゴマの三種類から選べます。中でも「エゴマシフォンケーキ」は、すりつぶしたエゴマと粒のままのエゴマの両方を生地に煉り込んでいるので、味と香りだけでなく、食感も楽しむことができます。

江戸時代の宿場風情が今も残る大内宿では、土産物、せんべい、だんご、味噌、お酒など、様々な品物が売られています。蕎麦屋は全部で14軒。名物の「ねぎそば」はお店によってそれぞれの味があるので、食べ比べてみるのも楽しいですよ。

久美子さんの親戚が営む「きい子おばやの店」には、商売の神様“お福さん”人形が鎮座しています。その“お福さん”と瓜二つの、いつも笑顔の女将・喜恵子さん。福をもらおうと、喜恵子さんに抱きつくお客様もいらっしゃるとか!?ぜひ、大内宿に来てくなんしょ!

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茶房 やまだ屋

大内宿に今年7月にオープンしたばかりの喫茶店です。コーヒーはもちろん、あんみつやシフォンケーキなどのデザートのほか、サンドイッチなどの軽食もあります。気軽に立ち寄って、寛ぐことのできるお店です。

※ランチのセットメニューは完成まで、
もうしばらくお待ちください。

電話:0241-68-2943
営業時間:午前9時から午後5時
定休日:木曜日
    ※冬季期間休業
あんみつ(かぼちゃ白玉入り):600円
雪室コーヒー:450円
米粉のシフォンケーキ:各種500円
出汁巻たまごのサンドイッチ:500円
自家製味噌漬鶏サンドイッチ:700円

大内宿

江戸時代に宿場町として栄えた大内宿。
蕎麦屋や土産物屋など47軒の古民家が軒を連ね、ゆったり散策するには絶好の、下郷町の観光名所です。
間もなく紅葉のシーズンを迎えます。

大内宿観光協会事務局
電話:0241-68-3611
問い合わせ:午前9時〜午後4時

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