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【8月1日放送】
楽園の住人
葉月の壱 北海道・富良野市
〜丘の上の食いしん坊カフェ〜

舞台は、ラベンダーの季節を迎えた北海道富良野市。この町を見下ろす丘に1年前、お洒落なカフェレストランがオープンしました。主人公の宮本直樹さん(58歳)と、妻の睦さん(57歳)が営む「halu(ハル) CAFE」。地元の食材を使ったパスタやカレーが美味しいと評判のお店です。
東京に暮らしていたお二人の前職は、オーケストラの奏者。海外公演で世界を回るうちに、沢山の美味しいものに出会いました。自他ともに認める「食いしん坊」の直樹さんは、やがて料理を作ることが趣味となり、友人たちに自分の作った料理を振る舞うようになりました。
そして楽団を退団後は、直樹さんの生まれ故郷の富良野に夫婦で移住。去年「halu CAFE」をオープンさせました。
「食いしん坊魂」全開の、直樹さんが作る料理は、どれも手間暇かけた絶品の一皿。これからも睦さんと一緒に素敵なお店を盛り立てていって下さい!

東京で暮らしていた頃は、世界中で食べた料理の味を再現して楽しんでいた直樹さん。お店で出す料理は、その経験と腕前を活かしたものばかりです。しかも、地元の食材をふんだんに使っているのが特徴。富良野は農業も畜産も盛んで、美味しい食材がたくさん手に入る土地です。halu CAFEでは、そんな富良野ならではの新鮮な味に触れることが出来ます。

宮本さんご夫婦が富良野へ移住した理由の一つが、直樹さんの両親の存在でした。父・博さんと母・美子さんは、共に90代。それまで旭川で生活していましたが、2カ月前に一緒に暮らし始めました。4人で囲む食卓は、とてもにぎやか。お父さんもお母さんも、直樹さん夫婦との暮らしに大満足。「直樹も睦さんも、とてもめんこい(かわいい)」とおっしゃっていました。

ある休日にご夫婦が訪れたのは、市内に暮らす親戚でトマト作りの名人、宮本美恵子さんのお宅。新鮮で真っ赤なトマトをたくさん頂きました。そしてもう一軒のお宅では、沢山の野菜を頂きました。こちらは直樹さんの“産みの両親”のお宅です。磯江アイ子さんと光雄さんの間に生まれた直樹さんは、生まれてすぐ現在のご両親の養子になりました。富良野に帰って二組のご両親と親戚の近くに暮らし、日々温かな交流をしている宮本さんご夫婦。感謝の気持ちを込めて、お店で美味しい料理を作っています。

宮本さんご夫婦が訪れたのは、富良野を愛する人たちで結成されている「風土の会」の集まり。みなさん経歴や出身もバラバラですが、富良野という土地が大好きで、ここでの暮らしを満喫しています。会のリーダー的存在の篠田さんに誘われ、メンバーになったお二人。富良野に引っ越して友人が近くにいなかったご夫婦に、心強い大切なつながりが出来ました。

この日お二人は、同居しているご両親と一緒に、知り合いの工藤さんが営むラベンダー園「NANAKAの花畑」を訪れました。紫のじゅうたんが広がる、美しいラベンダー畑で、花の摘み取りが出来ます。直樹さんとそのご両親と共に楽しい時間を過ごした睦さん。これまで長く夫婦二人暮らしでしたが、「富良野でようやく家族を作ることが出来ました。幸せです」と思いを語ってくれました。

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halu CAFE

主人公、宮本さんご夫婦が営むカフェ。
お店は富良野市を見下ろす、小高い丘の上にあります。地元産の食材にこだわった料理はパスタが中心。他にもカレーやパンケーキなどのスイーツもあり、充実しています。
富良野を訪れた際は、食いしん坊夫婦の自慢の味、是非お試しあれ!

電話:0167-22-1266
営業時間:午前10時から午後6時
(季節により変更あり)
定休日:毎週月曜(祝日の場合営業)
※11月〜4月は月・火曜日休業
日替わりランチ:1,000円
ラグーソースパスタ:1,600円
ダッチベイビーパンケーキ(ジャム付き):1,000円

富良野チーズ工房

宮本さんご夫婦も愛用する、富良野名物「ふらの牛乳」が買えるお店。直販コーナーにはここで製造したチーズやバターなどがずらりと並びます。
また工房では、ガラス越しにチーズの製造室や熟成庫を見学したり、チーズ作りを体験したりもできますよ!

電話:0167-23-1156
営業時間:午前9時から午後6時
※年末年始のみ休業

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