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【9月6日放送】
楽園の住人
長月の壱 大阪・河内長野市
〜夢のせて走るミニSL〜

舞台は大阪府河内長野市です。ミニSLを自分で製作し、地域のイベントなどで子どもたちを乗せて走らせる小山政二さん(66歳)が主人公です。
政二さんは小学生のころ、父親に鉄道模型を買ってもらったことがきっかけで、鉄道の世界に魅了されました。色んな鉄道に乗り、写真を撮り、グッズを集めるなど一通り経験した後にたどりついたのが、ミニSLづくりでした。大病を患った時も、大切な妻を亡くした時も、蒸気の力で力強く走るSLの姿に励まされました。今では息子や孫、そして、SLづくりを通して出来た仲間とSLライフを楽しんでいます。
ミニSLと共に、苦難を乗り越えてきた小山政二さんの暮らしを紹介します。

ミニSLは自宅のホビールームで作ります。実際の蒸気機関車に比べて10分の1のミニSLを自ら設計し、材料を切り出し組み立てます。孫の拓夢君にSLの仕組みを教えながら、一緒に作業することもあります。夜は政二さんの手作り料理を食べて、拓夢君も嬉しそうです。

政二さん、長男の勉さん、孫の拓夢君の三世代で、ミニSLのイベントに出掛けます。交代で運転手を務め、地域の子どもたちを乗せて走ります。みんなミニSLに乗れて楽しそうです。政二さんにとって、そんな子どもたちの笑顔が力になっています。

政二さんは以前から楽しみにしていたSLの旅にやってきました。乗り込んだのは、埼玉県の秩父鉄道SLパレオエクスプレスです。娘の直子さんと孫の拓夢君、鉄道仲間の柏木さんと一緒です。乗っているときも外から眺めているときも、SLファンにはたまらない時間です。

政二さんは地元の仲間を募りミニSL製作のクラブを作りました。定期的に集まり、ミニSLをパーツから作っています。長い年月をかけて作ったミニSL。最後のパーツをはめてようやく完成しました。2週間後の火入れ式で初めて走らせます。ミニSLが完成して、少年のような笑顔をみせる仲間たち。果たして火入れ式での走りは、どうなるでしょうか?

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M&T Railway

小山政二さん親子が地域のイベントなどでミニSLを走らせます。ミニSLには色々な種類がそろっています。
イベントによっては、子どもだけでなく大人でも楽しむことができます。

電話:0721-54-4598
問い合わせ時間:午前9時〜午後8時

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