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【8月3日放送】
楽園の住人
葉月の壱 愛媛・四国中央市
〜アジサイの咲く山のカフェ〜

舞台は愛媛県四国中央市。市内の山間部で地元の食材を使ったメニューと絶景を望めるテラスが自慢のカフェをオープンした山内芳人さん(63歳)と、妻の千代美さん(61歳)が主人公です。
芳人さんは愛媛県警に勤め、警ら中心の任務に就いていましたが、定年後の田舎暮らしを夢見て2005年、この地域の駐在所に赴任しました。地元の住民との交流を深めるうちに、退職後はここで暮らしたいと思うようになりました。そして山の一部を購入し、自宅の建設を始めました。その後、地元の住民のために憩いの場にしようと設計を変更。2010年5月、自宅を兼ねた『カフェ グリーンハット』をオープンさせました。
自然豊かな地で、周囲の人々の応援を受けながら、新たな人生を送る山内さん夫婦の日常を紹介します。

ログハウス調に建てられた『カフェ グリーンハット』の周りには、色とりどりのアジサイの花が咲いています。
一番人気があるのは、絶景が望めるテラス席。その評判を聞いた人たちが、ドライブの途中に訪れることが多いそうです。

山内さん夫婦の一日は、カフェの特等席から始まります。料理が得意な芳人さんは、トマトとナスのチーズ焼きを作りました。
朝食を食べながら聞こえてくるのは、ホトトギスやヒヨドリなどのさえずり。優雅な朝食のひとときです。

『カフェ グリーンハット』がオープンしてから3年が経ちました。眺めの良さと、美味しい料理で常連客も増えています。芳人さんは、中学生のころから料理が得意でした。見事な鍋さばきです!
食後には、コーヒーでほっと一息。千代美さんがいれる香り深いコーヒーの美味しさの判断は泡。新鮮なコーヒー豆を挽きたてでいれると、こんな泡が出てきます。

カフェ閉店後の夕方。愛犬リンと散歩をします。散歩の途中に立ち寄るのが水飲み場。ここで流れる山の地下水を、山内さんの家にも引いています。
そして、この山の恵みを利用してできるのがアメゴの養殖。定食用のアメゴは自分たちで育てています。山内さん夫婦は、カフェで出す料理には、地元の食材を使いたいと考えています。

この日は、山内さん夫婦が所属しているボランティア団体が主催する『嶺南あじさい鑑賞会』が開かれました。年に一度の大きなイベントだけに皆さん張り切っています。会場には、約2000株のアジサイが咲いていました。
会場ではバザーが開かれ、山内さん夫婦は、鹿肉の薫製を販売しました。芳人さんが丹精込めて作った自慢の薫製です。見事、完売でした。

季節ごとに行っている感謝の宴です。集まったのは、気心知れた仲間たち。
料理の担当はもちろん芳人さん。テーブルには美味しそうな料理が並びます。手料理とお酒を囲み、皆さん楽しそうです。
『カフェ グリーンハット』には、たくさんの笑顔が集まっています。

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霧の森菓子工房

四国中央市の特産品、新宮茶と工房の横を流れる清水をふんだんに使った菓子を販売しています。「霧の森大福」は抹茶をぜいたくに使った人気商品です。

電話:0896-72-3111
営業時間:
午前10時〜午後5時
霧の森大福 1箱1050円(8個入り)

カフェ グリーン ハット

山内さん夫婦が営む『カフェ グリーンハット』。
鹿肉を使ったカレーと薫製は手間ひまかけた一品です。
綺麗な水で育ったアメゴの定食は、骨まで食べられる軟らかさ。
テラスから望める大自然の絶景とともに、自慢の料理をどうそ。

電話: 0896-77-4371
営業時間:
午前9時~午後5時
火曜定休

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