今回は大分県日田市の天ヶ瀬温泉が舞台。主人公は2010年に軽食と雑貨のお店『あまがえる』をオープンした斉藤久美子さん(56歳)と松岡瑞惠さん(59歳)です。久美子さんと瑞惠さんは天瀬町の地域活動に取り組んできました。しかし温泉街の客足は遠のく一方。「どうにか町に活気を取り戻したい」そう思った2人は、駅前の空き店舗で誰もが気軽に立ち寄れるお店を開こうと決意しました。自分たちも楽しみながら地元を元気に。今日も2人の笑顔が町を明るく照らします!
『あまがえる』には地元の方々が作ったお菓子や雑貨が並び、訪れるお客様同士の交流の場となっています。お客様にはなるべく話しかける事を心がけている久美子さんと瑞惠さん。店内はいつも明るい雰囲気に包まれています。オープンから2年。久美子さんと瑞惠さんは今や天瀬町になくてはならない存在となりました。
久美子さんが、町おこしグループが発行する広報誌の取材でやってきたのは、35年前から続く『かりんとう』工房。天瀬町の女性たちが運営しています。リーダーの渡辺さんは様々な地域活動を続けてきました。町を元気にする秘訣を聞くことができた久美子さん、充実した取材ができました。
瑞惠さんは町の『ひょっとこ踊り愛好会』に参加しています。皆さん衣装に着替え、お気に入りのお面を被って踊りの練習です。『地域の仲間との触れ合いを楽しみたい、そして見る人を笑顔にしたい。』愛好会の皆さんはそんな思いを抱いて参加しています。こんな楽しい集いも町おこしの一つなんです。
『あまがえる』の隣にあるお店『かあちゃんの元気茶屋 一番列車』。瑞惠さんと久美子さんはここへ毎日の様に顔を出します。『一番列車』は今から11年前に地域の活性化を目指し、天瀬町のお母さんたち15名でオープンしたお店。瑞惠さんと久美子さんは「自分たちも『一番列車』に続かなければ」という思いで『あまがえる』をオープンしました。素敵な先輩方に支えられながら、お二人は町へ笑顔を届けています。