過去のバックナンバー
【12月25日放送】
楽園の住人
師走の四 長野県・車山高原
〜雪の高原 薪ストーブの宿〜

今回は長野県の車山高原が舞台。スキーシーズンが到来した高原は白銀の世界に変わります。主人公は早期退職後に神戸から移住し、2007年に"ペンション メルヘンハウス"をオープンした谷口晋司さん(55歳)と妻の由美子さん(54歳)。信州での田舎暮らしは晋司さんの長年の夢でした。16室の客室があり約40人が宿泊できるメルヘンハウス。お掃除や料理の担当は由美子さん。薪割りや貸しスキーの整備は晋司さんの仕事です。自然と共に生きる生活、メルヘンハウスにはこの地域ならではの工夫がありました。

メルヘンハウスにはちょっと変わったストーブがあります。その名も“カラマツストーブ”。長野県を代表するカラマツ、その間伐材を燃料にする薪ストーブです。寒さ厳しい信州の暮らし、カラマツストーブの魅力は強い火力です。編み物が好きな由美子さんは「ストーブの前から離れられなくなるんです」と話します。ゆらめく炎は谷口さんご夫婦や訪れるお客さんの心を温めてくれます。

こちらはカラマツストーブLLPの事務所。カラマツストーブの実用性をアピールするのみならず、カラマツの間伐材を薪として有効利用することで森林整備を進めるのが組合の目的です。森林災害を防ぎ、森を元気にしようと考えています。強力なのに自然にもやさしいカラマツストーブは料理やお茶を入れるときにも便利。その周りにはいつも皆が集まってきます。

2組の娘さん家族がスキーをしにやってきました。お孫さん達も雪遊びが大好きです。谷口さんご夫婦が早期退職して第二の人生を歩み始めたきっかけは娘さん達の結婚にありました。子育ての役目を終えて自由に歩み始めた両親が、最初はちょっと心配だった娘さんですが「ペンションも軌道に乗り、今は安心です」と語ってくれました。両親思いの娘さん、車山高原が第二の故郷になりました。

カラマツストーブの薪は間伐されたカラマツの原木を業者から仕入れ、機械を使って作ります。ストーブの愛用者が協力して大量の薪を作ることで交流が生まれます。今日はそんな“薪仲間”の忘年会。カラマツストーブを囲んで賑やかな仲間達。移住者の谷口さんと地元の方々を結びつけてくれたのもカラマツストーブでした。長い冬を迎える雪国で心も体も温かい楽園をみつけました。

先頭へ戻る

小林豆腐工房

谷口さんご夫婦がよく立ち寄るお豆腐屋さん。実はこのお店にもカラマツストーブがあります。豆腐を買ったら是非、暖まって行ってください。人気の「青畑豆腐(あおばたどうふ)」は地元の青い大豆を使ったもの。ほのかに緑色で枝豆のような味がします。珍しい大豆を使う為、品切れの場合もありますのでご了承ください。白い木綿豆腐もとてもおいしいですよ!
 
TEL:0266-77-3102
営業時間:午前9時〜午後6時 水曜定休

青畑豆腐 300円

車山高原観光協会

シーズンには10万人のスキー客が訪れる車山高原にはメルヘンハウスを始め、たくさんの宿泊施設があります。ホテルやペンションなど、プランにあわせて様々なタイプの施設をお選びいただけます。宿泊のお問い合わせやスキー情報は観光協会にどうぞ。これからはシーズン真っ盛り、予約はお早めに。
 
TEL:0266-68-2626
営業時間:午前8時30分〜午後5時
年中無休

先頭へ戻る
戻る