今回の舞台は温泉で有名な北海道登別市。2009年4月に乗馬クラブ“マリンズ ステーブル”を開業した福丸仁志さん(49歳)と妻の弘美さん(48歳)が主人公です。大阪でサラリーマンをしていたご夫婦。乗馬が共通の趣味でした。「ゆくゆくは馬と共に暮らしたい」と夢見ていた仁志さん、46歳の時、脳出血で入院します。それを転機に好きなことをして暮らそうと、早期退職して北海道に移住しました。現在は愛馬7頭と愛犬2匹、そして愛猫2匹と共に、北海道での生活を満喫しています!
“マリンズ ステーブル”はウエスタンスタイルの乗馬クラブ。
ウエスタン乗馬では手綱であやつるのではなく、言葉を使います。例えば「ウォー(止まれ)」と低く声をかけると馬が静止します。
「優しく接すれば馬は応えてくれます」と仁志さん。「馬は子供も同然」と弘美さん。馬たちに愛情をいっぱい注いでいます。
日没までの作業を終え、車で約5分のご自宅へ。ご夫婦の夕食に欠かせないのがワインです。カリフォルニア産の赤ワインにあわせて豪快なスペアリブが食卓を飾りました。一度は脳出血で倒れた仁志さんですが、「今の仕事は肉体的ストレスだけ。飲んで寝れば治ります!」と笑顔。今日も一日、お疲れ様でした。
大阪の乗馬クラブで意気投合した友人、松下一夫さん(71歳)がやってきました。開業時にも助けてくれた親友です。テンガロンハットが良く似合う松下さん。早速、仁志さんとホーストレッキングに出発!心はウエスタン!ローレン!ローレン!松下さんは馬の世話を手伝いながら一ヵ月の滞在予定です。まさしく、カウボーイ!カッコいい!
乗馬クラブの隣には使われていない牛舎があります。お世話になっている、牧場の地主さんの牛舎。ご夫婦はこの建物を新しい馬房にし、いずれは馬を増やそうと考えています。愛馬7頭、愛犬2匹、愛猫2匹の“マリンズ ステーブル”に、新しい家族が加わる日も近いようです。