過去のバックナンバー
【9月26日放送】
楽園の住人
長月の四 熊本県球磨郡水上村
〜遊びがいっぱい!ログハウスの宿〜

舞台は大自然が魅力の熊本県球磨郡水上村。
主人公はこの村で、ログハウスの宿「瓢鰻亭(ひょうまんてい)」を営む木嶋幸利さん(57歳)と、そんな夫を支えるしづ子さん(55歳)です。水上村に生まれ育った幸利さんは、高校卒業後に上京し郵便局に就職。しづ子さんとの出会いもあり都会生活を満喫していましたが、やはり自然豊かな故郷がいいと32歳で水上村に転勤しました。そのうち幸利さんは「趣味を楽しむ隠れ家的なログハウスを建てたい!」という夢を持つようになり、思いを果たすべく54歳で早期退職。
ログハウスを建て始めると、友人たちの勧めで宿に方向転換した幸利さん。それも、泊まったお客さんが何でも自分でやって楽しむユニークな宿―。そして去年 11月「瓢鰻亭」をオープンさせました。「自分が楽しまなければお客さんも楽しめない!」をモットーに、今日も幸利さんは新たな遊びを探しています!

こちらがログハウスの宿「瓢鰻亭」。建物やかまど、五右衛門風呂など全て幸利さんと友人たちの手作り!「何でも自分ですることで田舎暮らしの良さを体験してほしい」との思いから、自炊の宿にすることに決めたんです。ちなみに「瓢鰻亭」という名前は、「Humanity(ヒューマニティ)=人間味・人情味」をもじってつけたんだそう。心は少年のような幸利さんですが、駄洒落はちょっとオヤジ系・・・。

妻のしづ子さんは、現在JAに勤めています。お休みの日は手芸をするのがしづ子さんの楽しみ。「宿は夫にお任せ」なんて言いつつも、せっせと作っているのは「瓢鰻亭」に置くティッシュケース。陰ながら幸利さんのことを、応援してくれているんです。

幸利さんが心待ちにしていたお客様が到着!幸利さんの郵便局時代の後輩、田中建二さん一家と、そのお友達の田中美子さん一家です。幸利さんも張り切りモード!釜でご飯を炊いたり、五右衛門風呂を沸かしたり・・・、ここでは自炊が、楽しい遊びに変身しちゃうんです。子供たちも昔ながらの道具や使い方に興味津々!そんな姿を見て嬉しそうな幸利さんも、子供みたいに生き生きしています。

もちろん、楽しむのは子供だけじゃありません!大人も楽しいのが瓢鰻亭!その一つが眺め抜群の五右衛門風呂。実は幸利さんが自分で入りたいがために作ったという自信作です。建二さんは五右衛門風呂は初体験。幸利さんに指導を受けながらおっかなびっくり入浴してみると・・・「うぉ〜!これいいな!」と大感激!
いい湯と眺めを独り占め、なんとも贅沢です。

お隣に住むお茶農家の俊ちゃんは、幸利さんの幼馴染。お茶の栽培をしながら農家民宿「茶乃実」を営む、宿の先輩でもあります。「ログハウスを宿にしてみては」と提案してくれたのも俊ちゃんでした。この日は「瓢鰻亭」のお客さんに、俊ちゃんの家で紅茶作り体験をしてもらうことに。「宿同士の交流を通じて村を元気にしたい!」それが幸利さんと俊ちゃんの夢なんです。

もうひとり、幸利さんには心強い宿の先輩がいます。それがこちらの椎葉和子さん。築97年の古民家を利用した宿「遊庵」を営んでいます。和子さんの自慢は、昔ながらの釜戸に五右衛門風呂・・・どこかで見たことがあると思ったら、「パクっちゃいました!」と幸利さん。そう、幸利さんはここ「遊庵」のよいところをモデルにして、「瓢鰻亭」を作ったんです。幸利さんにとって「遊庵」は憧れの宿。今でも時々遊びに来て、新しいアイディアを膨らませているんだそうです。

先頭へ戻る

TEL:0966-46-0054
問い合わせ:午前9時〜午後5時
1泊2食付:6000円
※1日1組限定(2名より受付)

農家の宿「茶乃実」

幸利さんの幼馴染・俊ちゃんこと濱川俊一郎さん一家が営む農家民宿。宿の前は一面緑のお茶畑!食事は、地元の食材をたっぷり使った家庭料理など。季節ごとに茶摘み体験やイチゴ狩りなどを楽しめますが、今年の茶摘み、紅茶作り体験は終了しました。詳しくはお問い合わせを。

TEL:0966-44-0229
問い合わせ:午後6時〜午後10時
1泊2食付 6500円 
※1日1組限定

「遊庵」

こちらも幸利さんの幼馴染、椎葉和子さんが切り盛りする農家民宿。
築97年の古民家を利用した趣のある建物が特徴。囲炉裏にかまど、五右衛門風呂など、昔の農家の暮らしを体験してみては?
和子さんが腕によりをかけた創作田舎料理も大好評です!

TEL:0966-46-0122
問い合わせ:午前9時〜午後7時
1泊 4000円
※1日10名まで宿泊可

「瓢鰻亭」

幸利さんの宿は、何でも自分でやってみたい!というアクティブ派にオススメ。かまどでご飯を炊いたり五右衛門風呂など、普段なかなか出来ないことが体験できます。もちろん、幸利さんが丁寧に指導してくれます。水上村で暮らしている気分が味わえますよ!

先頭へ戻る
戻る