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2017年1月28日睦月の四

徳島・東みよし町
~ 冬の山暮らし体験宿 ~

今回は徳島県東みよし町が舞台。山の中腹の小さな集落で、昔ながらの暮らしを体験できる民宿『うり坊』を始めた木下正雄さん(69歳)と妻・公代さん(68歳)が主人公。
地元の農家に生まれた正雄さんは、高校卒業後に就職。公代さんとはお見合い結婚で、4人の子どもに恵まれました。保険会社の営業として単身赴任も経験しながら60才で定年退職。地元の会合などに参加する機会も増え、そこで『町が民宿を募集している』という話を耳にします。正雄さんは住民の高齢化で若者が少なくなった故郷を少しでも活気づけたいという思いもあり、自宅の空き部屋を活用して民宿を始めることを決意。当初、反対していた妻を説得し、2013年、山暮らし体験ができる民宿『うり坊』をオープンしました。
山間の小さな集落で、とっても気さくなご夫婦が教えてくれる、山暮らしの知恵と工夫の数々。民宿を通して、故郷の魅力を伝えようと奮闘する木下さんご夫婦の暮らしぶりを紹介します。

木下さんご夫婦が提供する山暮らし体験プログラムは、農作業やそば作り、干しいも作りなど季節ごとに様々なものが楽しめます。特にこの宿ならではの体験が「狩猟体験」。地域の農作物を守るために、罠を使ったイノシシ猟もしている正雄さん。正雄さん指導のもと、罠作りから設置まで体験することができます。

公代さんが作る田舎料理も宿の自慢です。自宅前の畑で育てた旬の野菜はもちろん、正雄さんが捕らえたイノシシ肉などを使ったオリジナルのジビエ料理を堪能できます。おすすめは自家製野菜とイノシシ肉のしゃぶしゃぶ。正雄さん自ら丁寧に加工処理しているイノシシ肉は、臭みがなく食べやすいとお客さんに大好評の看板メニューです。

宿がある内野地区は山の中腹。ここで生活する木下家には昔から受け継がれてきた山暮らしの知恵が随所に見られます。例えば山の斜面で農作物を育てる「傾斜地農法」。平地と違い、トラクターなどの大きな農機具が使えないためほとんどが手作業。手間がかかる一方、水はけが良い土地で美味しい野菜やそばなどの雑穀類が育ちます。また美しい斜面が作り出す独特の景観も印象的です。

農業に加え、干しいもや漬物など昔ながらの保存食作りも木下家には欠かせない恒例行事。正雄さんのお母さん、90歳のヤエ子さんは、50年以上、漬物を作り続けている山暮らしの生き字引です。傾斜地農法も、イノシシ狩も、この山でしか体験できないものばかり。先人から大切に継承されてきたワザが、民宿の宿泊客を楽しませてくれます。

楽園通信

民宿 うり坊

山あいの小さな集落で、木下さんご夫婦が営む農家民宿「うり坊」。昔ながらの山暮らしを体験できます。冬は看板メニューのイノシシ肉のしゃぶしゃぶがおすすめ。寒い季節にぴったりです。


電話番号:0883-79-5226 完全予約制
一泊二食付:10,000円 
※体験料は別途かかります