STORY

第14話「プライドと手術と秘密」

 募る苛立ちにブチ切れたアンク(三浦涼介)が、比奈(高田里穂)の兄・信吾(三浦涼介=二役)の体から抜け出てしまった。途端に信吾は危篤状態に。映司(渡部秀)は比奈に信吾のそばにいるように告げ、アンクを連れ戻そうとするが、そこへ体調を崩し倒れてしまった院長(浜田晃)が運ばれてきた。
 ヤミーに取りつかれた外科医ケイ(松永京子)を心配する院長は、映司から真相を聞き、自分がなぜケイに手術をさせなかったのか、本当の理由を明らかにする。
 院長の思いを理解した映司は、アンクとともにケイも連れ戻すと誓い、病院を後にする。

「私は手術がしたいの!」。
 ヤミーに取りつかれ、街をさまようケイがアンクと出会った。セルメダルを大量に稼げるチャンス、と策をめぐらそうとしたアンクだったが、ケイにたたき付けられ、メスで切り刻まれそうに…。
 が、間一髪、駆けつけた映司に救われた。信吾の体に戻ってくれ、と頭を下げる映司にアンクはメダルを投げつけると病院へ。映司はオーズに変身、ケイを飲み込んでしまったシャム猫ヤミーに立ち向かうが…。

 病院では信吾の治療が行われているが、改善の兆しが見えない。
「お兄ちゃん!」。
 思わず比奈が例の馬鹿力で信吾の腕を強く握ると、再び取りついたアンクが悲鳴をあげた。訳がわからない医師たちは、突然蘇生した信吾…実はアンクに目を丸くするばかりで…。

 一方、オーズはタカトラーターにチェンジ。回転の速いキックでメダルを弾き飛ばし、ケイをシャム猫ヤミーから引き出すことに成功する。正気を取り戻したケイはオーズから院長が倒れたこと、その院長がケイを思いやっていたことを聞き、病院へ急行する。

 院長=実の父親が倒れたことに動揺するケイ。他の医師からかなり難しい緊急手術が必要であると聞かされ、ケイは思わず萎縮してしまう。
 が、そんなケイに院長は「おまえが執刀しろ」と指示を。自信があったはずの手術に初めて恐怖を感じたケイは執刀を拒否するが、院長はその恐れこそケイに必要だったと説得する。ケイを技術だけの医師にしたくなかったのだった。

 シャム猫ヤミーにカザリも加わり、オーズは大苦戦。トラとチーターのコアメダルを奪われ、変身を解除してしまう。そこへアンクがバイクで駆けつけた。
「とっとと取り返せ!」。
 アンクからメダルを受け取った映司は再びオーズに変身。今度は必殺技でシャム猫ヤミーを撃破する。間一髪、危機を脱したカザリは「セルメダルはあげるよ」と捨て台詞を残し、去っていく。

 ケイが手術に成功した。外科医としての心を悟ったケイは映司に深々と頭を下げる。思わぬケイからの感謝に照れまくる映司で…。

 そのころカザリを除くグリードたちは大量のセルメダルに喜びを分かち合っていた。実は屑ヤミーはウヴァが仕掛けたワナ。オーズとアンクが屑ヤミーに気を取られているうちに、こっそりメズールがヤミーを育てていたのだった。

 そして鴻上生体研究所では、真木がディスプレイに映る赤いコアメダルに不気味な笑みを浮かべていた…。

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脚本:小林靖子
監督:石田秀範
アクション監督:宮崎剛
(ジャパンアクションエンタープライズ)