みどころ

【森村誠一・原作】
不朽のミステリーにして圧巻の人間ドラマが
藤原竜也・鈴木京香豪華共演でいま新たに甦る!!

「母さん、僕のあの帽子、どうしたでしょうね?」
日本を代表するミステリー作家の森村誠一が1976年に発表し、
翌1977年には岡田茉莉子・松田優作の主演で
映画が大ヒットした不朽の名作『人間の証明』。
そのドラマ化に、40年経った今、豪華キャストを迎え新たに挑みます!

■日本人の記憶に残る、昭和を代表する名作ミステリー『人間の証明』

 今から41年前の1976年、森村誠一の推理小説『人間の証明』は発表されました。一躍ベストセラーとなった本作は、現在までに単行本・文庫本で累計770万冊以上を売上。孤高の刑事・棟居という名キャラクターを生み出し、最も有名な森村氏の代表作として、松本清張の『砂の器』(1961年)と双璧をなす「昭和を代表する名作ミステリー」であることは言うまでもありません。
 また、1977年に公開された岡田茉莉子・松田優作主演映画は、劇中での「母さん、僕のあの帽子、どうしたでしょうね?」という西條八十の詩のインパクトとともに、40年が経った今も人々の記憶に鮮烈に残っています。
 森村氏が紡ぎ出した原作の魅力は、殺人犯を追う刑事を描く「本格捜査ドラマ」であるとともに、激動の戦後を必死に生き抜いた「ひとりの女性の数奇な一代記」であり、家族の絆と崩壊を描く「ホームドラマ」であり、そして「国境を越えた親子愛の物語」であることです。
 これまで、設定等を変えドラマ化が幾度も重ねられてきましたが、今回は、原作に忠実に「終戦直後から1970年代の昭和」を背景として、普遍的な訴求力に富むストーリーの映像化に挑みます。

■藤原竜也、鈴木京香、緒形直人、草笛光子、宅麻伸ら超豪華キャスト陣が
 不朽の名作に新たな息吹を吹き込む!

「母さん、僕のあの帽子、どうしたでせうね?」
 森村氏が、西條八十のこの詩にインスパイアされ執筆を始めたと述べている通り、原作に通底している大きな核のひとつは「母性」であり、その「母性」への郷愁です。
 母親に捨てられた過去を持ち「母性」に対する不信を抱く棟居刑事と、家庭や地位、名声を守るために「母性」を捨てた美容家の八杉恭子。かつて映画で松田優作と岡田茉莉子が演じたこの役に、今回は藤原竜也と鈴木京香が挑みます!
 二人の共演は、大河ドラマ『新選組!』(2004年)以来13年ぶり。藤原は「台本を読んでいるときから、京香さんが演じる八杉恭子に会えるんだと、ずっとうれしかった」と言い、鈴木は「この13年で藤原君のどういうところが変わったのか、お相撲のがっぷり四つのように、しっかり向き合ってお芝居したい」と、久しぶりの共演に意欲を見せます。
 また、棟居と行動を共にするベテラン刑事に緒形直人、昔の恭子を知る老女役に草笛光子、捜査の全権を握る捜査一課キャップ役に宅麻伸など、重厚な作品にふさわしい実力派の役者が顔をそろえ、不朽の名作に新たな息吹を吹き込みながら、戦後の昭和を真摯に生きた人間の姿を骨太に描いていきます。
 追う者と追われる者。過去を拠り所にする者と過去を消し去ろうとする者。さまざまな人生が立場や境遇を超えて交錯し、絡み合い生み出される、圧巻の人間ドラマにご期待ください。

主な登場人物

棟居弘一良………藤原竜也 那須英三………宅麻 伸 横渡伸介………緒形直人 郡 恭平………堀井新太 郡 陽平………中原丈雄 中山 種………草笛光子 八杉恭子………鈴木京香 ジョニー・ヘイワード………ラバンス 草場刑事………松永博史 山路刑事………山田純大
  • 棟居弘一良………藤原竜也

    棟居弘一良………藤原竜也

    警視庁麹町東署の刑事。幼い頃に受けたある過去から、犯人逮捕に異常な執念を燃やしている。

  • 横渡伸介………緒形直人

    横渡伸介………緒形直人

    捜査一課・那須班のベテラン刑事。棟居と共に捜査をすることになる。

  • 那須英三………宅麻 伸

    那須英三………宅麻 伸

    捜査一課・那須班のキャップ。捜査の指揮をとる。

  • 郡 恭平………堀井新太

    郡 恭平………堀井新太

    恭子の息子・私立大学2年生。

  • 山路刑事………山田純大

    山路刑事………山田純大

    捜査一課の刑事

  • 草場刑事………松永博史

    草場刑事………松永博史

    麹町東署の刑事

  • ジョニー・ヘイワード………ラバンス

    ジョニー・ヘイワード………ラバンス

    スラム街育ちの青年。ホテルのエレベータの中で息絶える。


  • 郡 陽平………中原丈雄

    郡 陽平………中原丈雄

    恭子の夫・民友党の大物議員。

  • 中山 種………草笛光子

    中山 種………草笛光子

    霧積高原に住む老女。

  • 八杉恭子………鈴木京香

    八杉恭子………鈴木京香

    有名な美容家。海外進出を企てるやり手。理想の妻・母としても全国の女性の憧れの的。

あらすじ

 昭和49年、東京。ホテルの最上階に向かうエレベーターの中で、一人のみすぼらしい身なりの黒人青年が息絶える。胸には深々と突き刺さるナイフ。頬には一筋の涙が伝っていた。
 現場に駆け付けた麹町東署の棟居弘一良(藤原竜也)は、本庁捜査一課の横渡伸介(緒形直人)とともに捜査を開始。青年が向かおうとしていた最上階で聞き込みを始める。
 その日、最上階では高名な美容家の八杉恭子(鈴木京香)による盛大なレセプションパーティーが開かれていた。大勢のマスコミや招待客がひしめき、大物議員の夫(中原丈雄)と一人息子(堀井新太)とともにスポットライトを浴びる恭子は、理想の妻、理想の母として日本中の憧れを集めていた。
 殺された青年の名前はパスポートからジョニー・ヘイワードと判明する。しかし、恭子のパーティー客に該当する人物はいなかった。
 その後の捜査で、ジョニーはニューヨークのスラム街育ちであること、片言ながら日本語が話せたこと、そして死の間際「ストウハ」という謎の言葉を残していたことが分かるが…。

コメント

藤原竜也 コメント

 大変失礼な話ですが、僕は『人間の証明』の映画を観たことがなかったんです。その話を監督にしたら、「俺はこの先、一切観ずにこの作品を撮る。だから藤原も観るんじゃない」と言われました(笑)。
 ただ、観ていなくても西條八十の詩や松田優作さんの強烈なイメージは残っていますし、この作品が世間に与えた衝撃も良くわかっている。役にしても、本心を言えば非常に面倒くさい役です(笑)。これまで、たくさんの才能ある方たちがやられているわけですから、比較されることもあると思います。ただ今回は、役者を何年やっていても巡り合えないだろうと感じたほど、本当に欠点のない台本でしたので、それに忠実に、そして監督と共演者の皆さんと力を合わせていけば、また違った『人間の証明』という作品ができるんじゃないかなと思っています。
 京香さんとまた共演できることは非常に光栄です。今回の八杉恭子という役は難しい役だと思うんですけど、その京香さんを追いつめ、すべてを暴いていく刑事の役を、緒形さんたち男連中とやっていく撮影は楽しいですし、最後までしっかりした芝居をしていけたらと思っています。
 僕には、母性のことはよくわからない。女性が抱えている思いは、僕らの想像を超えてより強いものだと思いますから。ただ、僕の台詞で「ジョニーの気持ちが僕にはよくわかる」というセリフがあるんです。ですので、棟居の中で母親が幼いころに僕と父親を置いて去って行った、ずっとそれを抱えながら生きてきた孤独というものは理解して演じていかなければと思っています。
 今、またこの作品が映像化されるにあたって思うことは、過去の優れた戯曲を演じるときに感じることと同じで、時代とか社会情勢というのは、先に進むんじゃなくて結局同じ場所を回っているということ。この作品にもきっと改めてハマってしまう時代があって、それが今なんじゃないかと思います。
 作品のみどころは、今からじっくり撮影していきますので、完成してから改めて宣伝させてください(笑)。よろしくお願いします。

鈴木京香 コメント

 私が小学生の時に『人間の証明』の映画が大ヒットしました。映画では岡田茉莉子さんのお母さんぶりが強烈で、印象に残っています。今回はその役をやらせてもらうということでとても感慨深いですし、すごく楽しみにしております。
 藤原さんとの共演は大河ドラマの『新選組!』以来。久しぶりの共演で私の方が藤原さんから、「全然ちゃんとやっていない」と万が一でも思われないよう、とっても身が引き締まるような思いです(笑)。
 八杉恭子はものすごく興味深いキャラクターで、悪役ではあるんですが、女性としてどうしてもシンパシーを感じてしまう。きっと女優だったら誰もがやりたい役だと思います。そのありがたさとともに、「あの役を私が!」という不思議な高揚感で今は撮影に臨んでいます。
 母親役は何度もやらせていただいていますが、今回は人に言えない過去を持つ女性ですから、普通の意識だけではいけないなという思いがあります。貧しかった戦後という時代のことも良く考えてやらなければならない。とにかく生きるんだという思い、成功しなければという気持ちが、驚くくらい強い人だと思いますので、母性だけでなく人間としての欲、生きる欲が強い人だということを第一に演じていこうと思います。
 今回のドラマ化の背景には、今の時代がまた、弱い者が弱いまま這い上がれないような、厳しい世の中になってきていることがあるのかなと感じます。視聴者の皆さんには、この作品をどうみてもらいたいという思いよりもまずは、『人間の証明』という小説があって、大ヒットした映画があって、ドラマとしてもたくさんリメイクされている作品があるということを、今回の作品を通して知っていただけたらいいなと思います。

ニュース

『出演者番組情報』 2017年3月23日

3/25(土)23:15~
『SmaSTATION!!』

藤原竜也さん、鈴木京香さん出演

4/2(日)19:00~
『大改造!!劇的ビフォーアフター SEASON II』

鈴木京香さん出演

『ドラマ主題歌が決定!』 2017年2月25日

EXILE ATSUSHI(36)
スペシャルドラマ「人間の証明」主題歌に決定
ジョー山中のヒット曲「人間の証明」テーマソングをカバー
ジョー山中と親交が深く、ライブでも共演していたギターリストCharも参加

主題歌 「人間の証明のテーマ」
EXILE ATSUSHI & Char
(rhythm zone)

人間の証明のテーマソングをATSUSHIに歌唱して頂きたいというドラマ制作陣からのオファーを受けて、故ジョー山中氏の原曲へのリスペクトの想いから、ATSUSHIが敬意をもって受諾。

ATSUSHI コメント

このたび、映画“人間の証明”の主題歌である、故ジョー山中さんの“人間の証明のテーマ”を歌わせて頂くことになりました。人生とは不思議なものです…。2011年にジョー山中さんは亡くなってしまいました。しかし、僕はこの曲にとても思い入れと、馴染みがありました。僕がなぜこの曲を知っていたかというと、僕がよく行くBARにレコードがたくさん置いてあって、そのBARの閉店の曲がこの“人間の証明のテーマ”なのです。それは今も変わらず、そのBARでは27年もの間、ずっとその曲が流れています。
また大変恐縮なのですが、今回のお話をいただくまで、僕は映画「人間の証明」を拝見した事がなく、今回はじめて拝見しました。それもそのはず…。1977年公開ですので、僕の生まれる前の作品です。しかし、ありがたく今回お話をいただいた事で、初めて拝見いたしましたが、本当に素晴らしく、まったく時代を感じないというか、こんなオシャレな映画が1977年に作られていたと知り、ショックさえ感じるほどでした。オープニングがとても色鮮やかで、それとニューヨークでのカッコいいシーンと、日本の昭和の素晴らしさみたいなもののコントラストというのでしょうか…。そして映像美もさることながら、やはりストーリーも戦後の日本とアメリカの関係性みたいなものを考えさせられたり、昭和の日本の良さを感じたり、また時代性も考えさせられる、とても深みのある映画でした。とにかく素晴らしい作品ですし、僕も心を込めて歌わせていただきました。そして、楽曲のギターは当時ジョー山中さんと一緒に活動されていたこともある、言わずと知れた日本のスーパーギタリスト、Charさんに弾いていただきました。本当に感無量です。
みなさん、ぜひドラマの方も楽しんで観ていただけたらと思います。

Charさん コメント

Joeが私のギター1本でよく唄いたいと云ってくれた、思い出深い曲です。Joeは、私がアマチュア時代、プロの世界に引き上げてくれた大恩人のひとりであり、それ以来友人として、音楽仲間として、長い付き合いをしてきました。世界に誇るシンガーJoeの代表曲にまた関われる事に喜びを感じました。また、今を代表するシンガーATSUSHIさんが歌うという話を聞いて、絶対いいモノが仕上がると確信しました。
ギターを弾く為に、プライベートスタジオにて録音中、ATSUSHIさん御本人がわざわざ顔を出してくれ、私のプレイに大きくプラスのイマジネーションを与えてくれました。Joeが新しい音楽仲間と出会わせてくれたと感じ、あらためて音楽を続けてきて良かったと思いました。このニューヴァージョンをJoeに聞いてもらいたいけど… Hey Joe, do you remember…?

藤原竜也さん コメント

ATSUSHIさんの歌声が、この作品の持つ〝切なさ〟や〝温かさ〟という部分に、更に深みを加えて下さった様に感じました。

プロデューサー 船津浩一 コメント

今回、森村誠一さんの不朽の名作「人間の証明」を新たに映像化するにあたり、主題歌はジョー山中さんが歌った映画「人間の証明」のテーマ曲をカバーさせていただきたいと当初から考えていました。では、どのアーティストにカバーしてもらうか?まっさきに浮かんだのはATSUSHIさんでした。
ジョー山中さんが歌った名曲を、ぜひATSUSHIさんの歌声で聴きたい!そんな制作陣の願いを快く受け入れてくださったATSUSHIさんには大変感謝しております。そしてATSUSHIさんが切なく、聴く人の魂を揺さぶるように歌い上げてくれました。
あの名曲が40年の時をへて現代に蘇ります。どうかドラマと共にご期待ください。

スタッフ

チーフプロデューサー
佐藤凉一(テレビ朝日)
プロデューサー
船津浩一(テレビ朝日)
目黒正之(東映)
石﨑宏哉(東映)
原作
森村誠一(角川文庫/KADOKAWA刊)
脚本
浜田秀哉
企画協力
KADOKAWA
音楽
監督
雨宮 望
制作
テレビ朝日
東映