2007年3月26日放送

くりぃむナントカ15分拡大スペシャル!!

「大木vs前田アシスタント対決!最終決戦!!」
今回も大木アナ、前田アナ二人分です!!


★大木ちゃん日記★

調子に乗っちゃいました。
私、人生最高に、調子に乗っちゃいました。


これまで人生、観客から、拍手や歓声をうけることなんて、
本当に数えるほどしかありませんでした。
そもそも舞台にあがって何かを披露することも数えるほどです。
小学生の頃のピアノの発表会、アナウンサー皆でやった舞台・・・
そんなものかしら。
そんな私が、あんな大勢の方の
「がんばれ〜っ!」やら「負けるな〜!!」やら、
歓声に包まれ、拍手を送られたら・・・。
そりゃ、調子に乗ります。

本番前、裏から客席の様子をのぞいた時は、心臓が縮む思いでした。
出番を待つ私が、あまりにも緊張して小さくなっていたので、
上田さんに笑われたほど。
ところが!入場の瞬間、プシューッッ!となって、
お客さんが、わぁ〜っ!と盛り上げてくださったら・・・
私の中の何かがブワッと沸き上がっちゃったんです。

両手を挙げれば、拍手。
言葉を発せば、歓声。

格闘家にでもなった気分でした。
「絶対に負けられない戦いが始まる・・・」
フツフツと静かに燃え上がる闘志。
「ゾーンに入る」とか「目つきが変わる」とか、そんな感じ。
私の中にあるはずのない「アスリート魂」に火がつきました。

――命をかけて守らなければならないものがある。
さらに・・・
――運命と戦ってやろう。――と思いました。

そりゃ、今思えば、意味不明です。
でも、リング上の私は確かにそんな決意をしました。
リングには、魔物が棲んでいます。
その魔物に翻弄され、まんまと調子に乗りました。

会場に足を運んでくださった皆さん。
本当に本当にありがとうございました。
人生は何事も経験です。
皆さんのおかげで、大木優紀の人生で、
知るはずのなかった興奮を味わうことが出来ました。
・・・最高でした。

★前田ちゃん日記★

3月8日、ディファ有明。
決戦を前に楽屋で一人になった私は、
大木とのこれまでの勝負の数々を思い浮かべていました。
かつらの早かぶり対決に始まり、腹筋、キャベツの千切り、
反復横とび、などなど。
色々あったなぁ〜、どれも懐かしい。

この数ヶ月で、色々変わりました。
最初は緊張していたくりぃむナントカの収録が
毎回楽しみで仕方なくなってきたこと。
サッカーの取材現場でも
「くりぃむナントカの対決見てるよ〜!」
と声をかけていただくようになったこと。
自分が負けず嫌いな性格だと気づいたこと。

でも、変わらなかったこともあって、
それは、同期・大木との関係だと思います。
リングの上では、激しく悪口を言い合ってましたが、
収録が終われば、全て忘れて遊んでいました。
自転車で待ち合わせしたり、一緒にドラマ見たり。
大木は、賢くて、ちょっとぬけてて、
困った時は必ず助けてくれる、自慢の友達です。
決戦の最後に健闘をたたえ合うと言う事で、
大木と握手をしたのですが、
ちょっと泣きそうになっちゃいました。
見に来てくれた皆さん、応援してくれた皆さん、
本当にありがとうございました!

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