2008年5月7日
【珍百景No.113】
「水の中の晴れ舞台」
三重県鳥羽市
魚が泳ぐ水槽の中で行われる「鳥羽水族館」の入社式。
初々しいスーツ姿の新入社員は
初心者マークの入った酸素ボンベを背負い、
式の開始とともに入水し、水中で辞令を受け取る。
一般のお客さんにも公開されている
この「水中入社式」は、今年でまだ2回目。
来年も行われるかどうかはまだ未定なのだそう。
【珍百景No.114】
「日本一平和な男」
鹿児島県曽於市
ハトの天心ちゃんを頭に乗せて散歩する水口大吉さん。
3年前に巣から落ちていたハトのヒナを見つけた女の子が
近所でも動物好きで有名な水口さんを頼り
それ以来水口さんが天心ちゃんを育てている。
すっかり成長した天心だが、何度自然に帰そうとしても
水口さんのもとに帰ってきてしまうのだそう。
【珍百景No.115】
「危ない巨大岩」
長崎県時津町
★投稿者:野中浩次さん(31歳・歯科技工士)
交通量の多い国道206号線の真上に存在する
大きな岩の上に、これまた大きな岩が
今にも落ちそうな絶妙なバランスで乗っている光景。
土台の岩は高さ20m、上に乗った岩は5.4m。
大昔からこの状態でここにあるというこの岩は
ある男がこの不安定な岩を見て
道を通るかどうか思案するうちに
持っていたサバが腐ってしまったという昔話から
長崎弁で「サバを腐らせる岩」という意味で
「鯖くさらかし岩」と呼ばれている。
【珍百景No.116】
「大いに危険のある?お寺」
京都府京都市
醍醐天皇によって建立されたという、
1千年以上の歴史を持つ「勧修寺」にある
「この先行かれるのはご自由ですが大いに危険」と
書かれた看板。
その先に進んでみても、池と木々があるだけで
特に危険があるようには見えないのだが…。
実は、この道の周りには大木や鳥が多いため、
アオサギとカラスのケンカなどによって枯れ木が落ち、
それが人に当たる可能性があるので
この注意書きを掲げたのだそう。
【珍百景No.117】
「岩をも砕く生きもの」
岩手県盛岡市
★投稿者:高橋洋太さん(22歳・警備員)
盛岡地方裁判所にある、岩の間から力強く生えた桜の木。
国の天然記念物に指定されていて
毎年見事な花を咲かすという
樹齢360年のこの「石割り桜」は、
カミナリなどで割れた石に桜を植えたのではないかと
推測されているのだが、
実際のところは分からないのだそう。
【珍百景No.118】
「お城じゃないお城」
長崎県長崎市
石垣風のデザインと、白い城壁に囲まれ、
天守閣まで4層構造になっている
どう見てもお城にしか見えないこの建物は
実は、長崎市立片淵中学校の校舎。
特色のある学校を作りたいと考えた長崎市が
伝統ある山城の跡があったこの地域に
お城風の建物を建てたのだそう。
【珍百景No.119】
「いきなり開くカサ」
高知県高知市
★投稿者:高澤さん(21歳・学生)
商店街に立てられた3本の柱がみるみる広がり、
高さ8mの巨大なカサに変身する「帯屋町パラソーレ」。
決まった時間に開くようになっているこのカサだが、
雨が降った時はそれを感知して開き、
強風の時にはカサが壊れないように自動的に閉まる。
帯屋町商店街のアーケードのない部分に
日差しや雨を避けるためにこのモニュメントを設置した。
【珍百景No.120】
「出られない駐車場」
東京都葛飾区
★投稿者:M.T.さん
車庫の前がガードレールで封鎖され、
道路に出られない車。
後ろ側も行き止まりになっていて出られそうもない。
車の所有者に話を聞いたところ、
長い間、敷地内に車を置いていたら
いつの間にかガードレールが出来てしまい
道路に出ることができなくなってしまったのだそう。
【珍百景No.121】
「細い棒の上に立つ女性」
鳥取県鳥取市
★投稿者:アンタッチャブル山崎さん
日本最大の砂丘・鳥取砂丘にいる
細い棒の上に立ってしゃべる女性。
観光客にも好評のこの女性は金子あゆみさん。
遊覧馬車のスタッフとして働いている金子さんは、
少しでも目立ってお客さんに馬車に乗ってもらおうと
半年前からこのスタイルをはじめたそう。
「予想外の路面電車(滋賀県大津市)」
は残念ながら認定されませんでした。