これまでの放送

2023年1月22日放送

【ゲスト】高橋一生・菊池桃子・DAIGO・王林
【ロケ出演】豪華キャスト総出演!
石坂浩二・岡本信人・鈴木砂羽・杉村太蔵・鈴木奈々・あばれる君・ワタリ119・四千頭身 他

2時間スペシャル!!
■岡山・石坂浩二が潜入調査!!倉敷市真備町に金田一耕助が大集結!?
■石川・森に人の顔が刻まれた岩…壮大な歴史秘話が!岡本信人・鈴木砂羽など豪華キャストでドラマ化
■福島・麓の温泉街を守るため奮闘する湯守たちが…あばれる君&ワタリ119が過酷な仕事に挑戦
■衝撃グルメ!四千頭身が昆虫食フルコースのレストランへ
■埼玉・日本一を目指す高校の掃除部!ゴミ拾い全国大会密着
■高知・マグロ解体する女子高校生たちが作る大人気のツナ缶

■全国制覇を目指す高校の「掃除部」 埼玉県川口市 県立川口工業高校 ★珍百景登録★ 埼玉県川口市にある川口工業高校の掃除部が全国制覇を目指して部活動で掃除している光景。
全校生徒630人ほどで、工業技術を学ぶ工業高校ならではの、熱い鉄をうつ実習があったり、ロボットを作る部活や全国大会出場の柔道部など運動系も盛んな川口工業高校に、全国的にも珍しい掃除部がある。
掃除部の顧問・牧之瀬先生に聞いてみたところ、先生が赴任した2006年頃は校内にゴミが多く、掃除が行き届いていなかったそうで、部活動として「掃除部」を始め、その後部員が増えて今では部員30人ほどになったそう。
ゴミ拾いの全国大会「スポGOMI甲子園」で全国制覇を目指しているという。
部員たちは「掃除をやらされている」のではなく、「掃除をやらせてもらっている」という意識があり、校内の掃除が終わると、自主的に郊外へ出て近隣を掃除しており、通りがかった方々が「ありがとう」と言ってくれて励みにもなっているという。
今回、掃除部の1チーム(3人)が地区予選を勝ち抜き、2022年12月26日開催の「スポGOMI甲子園」に出場し、悲願の全国制覇を果たすことができた。

■星形「五稜郭」小学校が閉校 長野県佐久市 龍岡城跡 田口小学校
投稿:M.K.さん
長野県佐久市にある田口小学校を上空から見ると星型に見える光景。
田口小学校は国史跡の文化財に指定された龍岡城跡にある小学校で、城の周りを囲む堀が星型に掘られている。
日本では、函館の五稜郭とここ龍岡城跡だけが、星型の「五稜郭」とのこと。
五稜郭内は見学自由のため、敷地内に観光客が訪れるんだとか。
そんな田口小学校は約150年前からある小学校だが、2023年3月をもって閉校となり、近隣の4校が統合して新たな学校が別の場所にできるという。
子どもたちは寂しそうだったが「珍百景が取材に来てくれてよかった」と言ってくれた。

■マグロ解体して人気のツナ缶を作る高校 高知県土佐市 高知海洋高校 ★珍百景登録★ 高知県土佐市にある県立高校で女子生徒が30㎏ほどもあるビンナガマグロを豪快に解体している光景。
公立高校の水産高校は全国に46校だけで、そのうちの1校が全校生徒120人ほどの高知海洋高校。
船舶の操縦実習や海上に浮かべたブイを人に見立てて人名救助する授業や、部活動も水産高校らしくマリンダイビング部があった。
女子生徒は全校で5名ほどだが、毎年伝統でマグロ解体女子「ツナガール」としてマグロの解体をイベントなどで披露するという。
学校内でマグロを解体して、味付け、加工など一つ一つ丁寧に作業し、ビンナガマグロのみを使ったツナ缶として製品化しイベントなどでのみ販売しているそうだが、ふるさとフェスティバルでは、2000個が90分で完売するほど人気だった。

■住宅街で今も湧き出る原油 秋田県秋田市 八橋(やばせ)油田
投稿:杉村太蔵さん
出演:杉村太蔵 ワイドスクランブル 大下容子アナ・佐々木亮太アナ
★珍百景登録★ 秋田県秋田市の住宅街の空き地で石油をくみあげている光景。
「八橋(やばせ)油田」と呼ばれていて、石油くみ上げポンプ施設が備えられており、今なお石油採掘が続いていた。
くみ上げた原油は精製して生活に使っているという。
秋田市には現在も稼働している油田が19ヵ所あるのだとか。
普段は立ち入り禁止だが、今回、許可をいただき、安全靴、保護メガネ、ガス検知器などを装着して取材させてもらった。

日本全国 地域限定のメジャーな食品珍百景 日本各地では誰からも愛されているが全国に出回っていないご当地食品を一挙紹介。

■北海道 ソフトカツゲン
大手メーカーが北海道限定で販売している乳酸菌飲料「ソフトカツゲン」。
多くの家庭の冷蔵庫にあり、朝飲むと元気が出る一杯という人や勝負の前にゲンかつぎで飲む人も少なくないのだとか。

■高知県 リープル
高知県民にはなじみ深いドリンク「リープル」。
甘くてさっぱりで飲みやすい乳酸菌飲料なのだとか。

■新潟県 ミルクヨーカン
新潟で大人気の牛乳寒天「ミルクヨーカン」。
牛乳を寒天で固めたもので、赤ちゃんからご年配までみんなで食べられるているのだとか。

■新潟県 サラダホープ
新潟県内で売られているあられ「サラダホープ」。
60年ほど前に全国で販売をしていた時期もあったが、あまりの売れ行きに生産が追いつかず、現在は新潟限定の商品として販売しているのだとか。

■秋田 学生調理
秋田県の「学生調理」パン。
コッペパンに魚肉ソーセージ、サラダ、ナポリタンをサンドした調理パンで、1985年に高校の売店用に試作したところ、大人気となり県内の一般のスーパーなどでも売るようになったという。

■青森県 源たれ
青森県内で圧倒的な人気を誇る焼き肉のタレ「スタミナ源たれ」(通称:源たれ)。
青森名産のニンニクやりんごなどがたっぷり入ったタレとして販売しているが、中にはご飯にかけて食べる人もいるという。

■青森県 すしこ
投稿:苫米地さん
青森県で、もち米と酢やしその葉など入れ一晩寝かせた、もち米の漬物「すしこ」。
冬の保存食として津軽地方でよく食べられているのだそう。

■青森県 味噌カレーミルクラーメン 
青森県の味が想像つかないカップ麺「味噌カレーミルクラーメン」。
大手メーカーのカップ麺「日本うまいもん 青森味噌カレーミルクラーメン」で、東北限定の商品として販売されているのだとか。

■北海道 ホンコンやきそば
北海道のコンビニやスーパーで売られている「ホンコンやきそば」。
袋麺タイプで、ソース味のついた乾麺を煮て、水分が無くなったら完成のインスタント焼きそばで、全国で販売していた時期もあったが、今は人気のある地域でしか売られていないんだとか。

■石川県 チャンポンめん
石川県民に愛されているインスタントラーメン「チャンポンめん」。
かやくはエビとしいたけだけのインスタントラーメン。製造しているのは兵庫県のメーカーで、兵庫県も販売数は多いが、なぜか石川県の方が販売数が多いのだとか。

■岡山 クルードスパゲティ式めん
岡山ではスーパーなどの麺類売場で売っている人気の「クルードスパゲティ式めん」。
見た目はうどんのような白いソフト麺を、お好みの具材と付属の粉末のトマトソースを入れ炒めるとナポリタンに。「クルード」はイタリア語で「生」という意味なんだそう。

■~ご当地ソング~鹿児島の人は歌える「茶わん虫の歌」
鹿児島の地元民なら1度は聞いたことがあるご当地ソング「茶わん虫の歌」。
「うんだもこら いけなもんな  あたいげんどん 茶わんなんだ 日に日に三度もあるもんせば きれいなもんごわんさー 茶わんについた虫じゃろかい めごなどけあるく虫じゃろかい まこてげんねこっじゃ  わっはっは」。
100年ほど前の1921年に鹿児島県霧島市の宮内小学校の先生が学芸会用の歌として作った歌で、「茶碗蒸し」を知らない飲食店店主が「茶碗虫」と勘違いするという内容だった。

■昆虫食フルコースのレストラン 東京都中央区日本橋 ANTCICADA
ロケ出演:四千頭身
★珍百景登録★ 東京の都心に昆虫食のフルコースを出すレストランがある光景。
レストラン「ANTCICADA(アントシカダ)」では、地球を味わうコース料理を7040円で出しているという。
メニューは食用コオロギ専用に飼育されている国産コオロギだしのおでん・ラーメンから、タガメのフェロモンを使ったクレープ、フェモラーオオモモブトムシの幼虫を使った杏仁豆腐のようなデザートまで昆虫食のフルコース。
オーナーの篠原さんは今も自ら山に行き、虫などの食材を探すこともあるのだとか。

■岩に彫られた人の顔 石川県加賀市 県民の森
投稿:加納さん
ロケ出演:岡本信人&鈴木砂羽&ダンディ坂野(石川県加賀市出身)&ザブングル加藤&完熟フレッシュ&ラパルフェ都留&リンダカラー
★珍百景登録★ 石川県加賀市の「県民の森」自然公園にある「屏風岩(びょうぶいわ)」に人の顔が彫られている光景。
郷土史研究家の池端さんと県民の森地域振興会の空さんに聞いてみたところ、そこには壮大な歴史を生き抜いたドラマがあった。
明治時代、この場所には「上新保(かみしんぼ)」という小さな集落があり、そこに生きた人たちが生きた証として岩に顔を刻んだという。その歴史とは…もともと福井の山伏だった祖先が農民たちの一向一揆で住むところを追われ、2つの集落の間に逃げてきたという。
ただ、近くの集落も貧しかったため、食い扶持が減ると焼き討ちにあってしまった。
そこで、さらに山奥、大聖寺川の上流へ移り上新保村に暮らし始めたという。
ただ、近隣の山村もろとも大水害にあってしまい、再起不能に陥っていた。
その頃、当時の明治政府が北海道開拓移民を募集していると知り、村をあげて、北海道へ移住したという。
北海道へ行く前に、その村に自分たちが生きた証を残すため、岩に自分たちの顔を彫ったと伝わっている。
北海道千歳市で取材してみたところ、当時、その村から北海道に渡った移民の子孫の方に会うことができ、古い写真も見せていただいた。

■温泉街を守る過酷すぎる「湯守」の仕事 福島県二本松市 岳だけ温泉
投稿:T.M.さん
ロケ出演:あばれる君(福島県出身)&ワタリ119(元消防士)
★珍百景登録★ 福島県二本松市にある岳温泉の源泉の管を地元の方々が人力で掃除する「湯守(ゆもり)」という過酷な仕事の光景。
標高1700mの安達太良(あだたら)山のふもとにある岳温泉は、硫黄分を含む濁ったお湯で知られる人気の温泉地で、安達太良連峰の標高1400mほどのところにある源泉から山の中を8㎞にわたって湯をひいている。
源泉の湧き出し口のパイプに湯花のドロドロした成分が詰まってしまうと、ふもとの温泉街に湯が行き届かなくなってしまう。
そのため、4mもの積雪がある冬も週に1回は山を登って源泉のところへ行き、地中から顔を出す15カ所の源泉パイプを自らの手で掃除をしているという。
その仕事は湯守(ゆもり)と呼ばれ、武田さん(71歳)、遠藤さん(72歳)、影山さん(70歳)、矢吹さん(43歳)の平均年齢65歳の4人のメンバーが、往復4時間以上かかる山道を上り下りして、手作業で2時間かけてステンレス製のたわしを通してパイプのつまりを解消していた。
4人は「俺たちがいないと岳温泉はやっていけない、消さないようにやっている」と話してくれた。
源泉のある場所は、有毒な成分を含む温泉ガスがたちこめており、源泉の管を掃除する職人以外は立入禁止区域だが、今回、特別に高校登山部のあばれる君と元消防士ワタリ119のコンビが仕事を体験させてもらった。
氷点下で過酷な作業に2人も驚いたが、過酷さゆえに後継ぎがなかなかいないのだとか。

■全国から集まった金田一耕助軍団が行列で歩く行事 岡山県倉敷市・総社市
ロケ出演:石坂浩二
★珍百景登録★ 岡山県倉敷市真備町ののどかな田園地帯を金田一耕助の衣装を着た100人ぐらいの人たちが行列して歩いている光景。
これは、今の倉敷市真備町に数多くの名作を生んだゆかりの地であることから、倉敷市観光課が2009年に町おこしの一環で始めたイベントだった。
コロナの影響で3年ぶりに開かれたという。
このイベントには、日本全国の金田一耕助ファンが、金田一耕助やスケキヨ、濃茶のおばばなど、映画に登場するキャラクターに扮して参加し、岡山県総社市のJR清音駅から歩きはじめ途中、作家の横溝正史が戦時中に疎開した家など、5㎞ほどを歩く。
道中、地元の人たちが横溝正史作品の名場面を寸劇で演じることもあり、そこに伊東香織倉敷市長も出演して金田一耕助になりきりながら、真備町復興支援の感謝とイベント開催できた喜びを伝えていた。
今回、市川崑監督の「犬神家の一族」(2006年)をはじめ、数々の映画で金田一耕助を演じた本家本元の石坂浩二さんが金田一耕助になりきって途中でばれないよう潜入取材した。
何度か訪れている横溝正史疎開宅でも、石坂浩二本人とバレることなく最後に参加者に伝えたところ、会場全体が大喜びだった。

■珍百景党in 茨城 地元住民の熱意で史跡指定された古墳 茨城県常陸太田市
ロケ出演:杉村太蔵党首・カミナリ・鈴木奈々
★珍百景登録★ 2011年10月に杉村太蔵党首「日本全国47都道府県での珍百景登録」を公約に活動スタートした珍百景党が2年ぶりに登場。
残すは1都4県となり、今回、茨城出身の鈴木奈々、カミナリと茨城の珍百景を紹介。
茨城県常陸太田市の田園地帯にある小山が地元住民の整備で市の史跡として認められた古墳の光景。
高さ50mほどのその山は、2012年に土器のかけらが出土し、それが古墳時代のものだと推定されたことで、そこが古墳ではないかと本格的な調査が始まったという。
その際、高齢者の多い地元の地域住民たちが「そこが古墳に違いない」と信じ、ボランティアで山を間伐したり、階段をつくったり、整備を進めたという。
調査により、その山が今から1600年以上前の全長約70mの前方後円墳と判明したという。
その後も、地元住民たちが樹木を伐採して休憩所を作ったり、桜の木を植えたり、草刈りや測量の手伝いを続け、2017年には常陸太田市の市の史跡として認定されたという。
今も中野富士山古墳保存会として、国へ申請を目指して整備と管理を続けている。

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