■堂マリメール
第176回:9月12日(金)の放送を終えて
とうとうこの日が来てしまいました…。
今日の放送で、私 堂真理子は『ミュージックステーション』を卒業することになりました。
「本当に終わったのかな…!?」と、今はまだ実感がありません。
「4年半、ちゃんと放送を終えて 後輩にきちんと受け渡す事ができたのか?」という不安。すばらしい充実感と共にホッとした安心感。入社してから今まで担当してきた番組を卒業するというとても寂しい気持ちと…。色んな気持ちがごちゃ混ぜになっています。
つまり、まだ心がまとまっておりません。そんな中、今感じている想いを書かせて頂きます。
『ミュージックステーション』。
子供の頃から大好きだった番組を担当させて頂く事が決まった時、最高に嬉しいのと同時に、プレッシャーを感じた事を、昨日の事のように覚えています。アナウンス技術はもちろんのこと、社会人としてもまだまだ半人前で未熟者な私を、『ミュージックステーション』と番組スタッフは温かく、時に厳しく、愛情たっぷりに育ててくれました。
そして、隣にいるタモリさんは、いつも優しく見守って下さいました。
毎週金曜日は、私にとって特別な「時間」であり「空間」でした。
アーティストの皆さんの生の音楽と素晴らしい才能を、こんなにも近い場所で感じることの感動と刺激は、計り知れないものがありました。
「今までテレビで観ていたアーティストが目の前にいる。大好きなミュージシャンの歌声を間近で聞くことが出来る。」
そんな夢のような現実を一つ一つ感じている時、戸惑いもありました。
「メロディー、歌詞、唄っている時の表情、パフォーマンス全部・・・ミュージシャンが<音楽>を通して伝えて下さるパワー、そして一度きりしかない生の本番に向けての緊張や鼓動を、どのように伝えれば良いのだろう??…」 本当に悩みました。
ある時、ふと思いました。「私自身が、まずその音や言霊を全身で感じて、楽しめばいいのかもしれない。伝えようとするのではなく、感じたままを伝えればいいのだ。」私なりに考えた答えは、ごくごく自然で当たり前のことでした。
この「堂マリメール」も、私が現場で感じたことを、少しでもたくさん伝えられたら…そんな思いで毎週綴っていました。
その瞬間でしか生まれない旬の音楽に触れられたことは、私の一生の宝物です。『ミュージックステーション』の長い歴史の中の一瞬に携わることが出来て本当に幸せでした。
番組を応援して下さっている皆様。新しい音楽を常に見せ、伝えて下さるアーティストの皆様。音楽関係者スタッフの皆様。『ミュージックステーション』に携わる全ての関係者の皆様。そして、タモリさん。本当に本当にありがとうございました。この短い文章で御礼を言い尽くすことなんて出来ません。それでもありがとうございました。
私は番組を卒業致しますが、竹内アナウンサーがサブMCとして、アーティストの皆さんの生の才能とその時一番新しい音楽、そして感動を皆様にお伝えしていきます!
これからも『ミュージックステーション』は続きますので、末永く宜しくお願い致します。
私も一ファンに戻り、『ミュージックステーション』を楽しもうと思います!!
本当にありがとうございました!!!
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